アメリカの夜 インディヴィジュアル・プロジェクション 阿部和重初期代表作 1 講談社文庫

阿部和重

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065305430
ISBN 10 : 4065305438
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
追加情報
:
400p;15

内容詳細

「特別な存在」でありたいと願い映画的なものに憧れる青年。現代日本文学の稀有な小説家・阿部和重のデビュー作『アメリカの夜』と、90年代「J文学」ブームの象徴的作品『インディヴィジュアル・プロジェクション』に通底する主人公像は、暴走を始める。一種の姉妹篇と読める代表作の新編。

目次 : アメリカの夜/ インディヴィジュアル・プロジェクション

【著者紹介】
阿部和重 : 1968年生まれ。’94年『アメリカの夜』で第37回群像新人文学賞を受賞しデビュー。’99年『無情の世界』で第21回野間文芸新人賞、2004年『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞、第58回毎日出版文化賞をダブル受賞、’05年『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞、’10年『ピストルズ』で第46回谷崎潤一郎賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 踊る猫 さん

    英語で言うところの「brainy」、つまり「頭脳派」のたくらみに満ちた小説で実に面白い。が、いまの目で読み返すと疲れるのも確かでそれは実に過度に情報が盛り込まれているからだ(あえて比喩的な表現を使うと、この本を読むと頭の中が「チカチカ」してくる)。それに加えて、著者の思考能力の高さゆえか展開がせっかちに変化するのでついていくのが大変でなかなか頭の中を整理するゆとりを与えてくれないという印象をも持つ。いわば著者が大いに学んだと思われる大江・中上や後藤明生、大西巨人の傑作群のコメディの要素を煮詰めたレアな達成

  • 鷹ぼん さん

    伊坂幸太郎との合作を読んで、「名前は知ってても読んだことないな」と思ってから数年。このところ、阿部和重の文庫が色々と出ていて、これは天の啓示と思い、手始めにこの一冊から。デビュー作『アメリカの夜』、李小龍の截拳道がどうだこうだで始まり、てっきり功夫に関する作品かと思ったら、騙された(笑)。もう一作、いわゆる『IP』は、なかなか面白い。主人公オヌマが幻惑されたように、こっちもすっかり幻惑されてしまう。両作ともに見事に手玉に取られたと言う感じで、敗北感ですらある。ちょっと小難しいけど、クセになりそうではある。

  • かすみ さん

    内容が難しく、あまり理解できませんでした。2つの話が収録されており、関連があるようです。

  • ソラ さん

    伊坂幸太郎さんとの合作を読んで以来気になっていた作家。 今作については何とも感想が難しいのだが途中引き込まれた部分も多くもう少し他の作品も読んでみたいと思った。

  • ソラ さん

    【再読】

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人物・団体紹介

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阿部和重

1968年、山形県生まれ。94年「アメリカの夜」で群像新人文学賞を受賞しデビュー。99年『無情の世界』で野間文芸新人賞、2004年『シンセミア』で伊藤整文学賞・毎日出版文化賞、05年『グランド・フィナーレ』で芥川龍之介賞、10年『ピストルズ』で谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に

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