春の城 新潮文庫 改版

阿川弘之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101110011
ISBN 10 : 4101110018
フォーマット
出版社
発行年月
2003年04月
日本
追加情報
:
16cm,350p

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読書メーターレビュー

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  • 金吾 さん

    海軍予備士官たちの話です。徐々に戦況が悪化していく中それぞれの立場がよく伝わる話であり面白いですが、主人公が好きになれないタイプでした。著者の陸軍嫌いがところどころであらわれるのに少し笑えます。

  • slowlifer さん

    海軍予備学生として海軍に入隊という学徒兵体験に基づいた記述のために感じるリアル感。制約が多い中での恋愛、文学や医学を志向する学生、通信傍受による諜報活動、兵舎での堕落など、野火のように戦場の惨劇そのものではなく、視点をずらして主に暮らしや軍務の断片を描くことで、戦争の理不尽さや狂気が浮かび上がる。原爆後の人々や街並みの描写に胸が一杯になった。つい70年前の出来事。人間は滅亡するまで愚かさに気づくことはないのか?焼き尽くされ死体が散乱する戦場と優雅に奏でられたのどかな雅楽とのギャップに究極の無常を感じる。

  • ちゃま坊 さん

    太平洋戦争が時代背景の青春小説。学業優秀で通信諜報や医学に関わる者はまだ恵まれている。戦況は日々に悪化。広島原爆の情景が地獄絵図だ。目黒駅辺りを歩くと海軍大学校のことを思う。

  • ウィズ さん

    戦争を経験した阿川先生だからもの凄いリアリティーがありました。戦争反対!!

  • せいたろう さん

    戦時下の青春。「井上成美」、「米内光政」が面白かったので手にとってみました。阿川弘之氏の自伝的小説。原爆の記述は何度聞かされても痛ましい。子供の頃、恐怖で髪の毛が逆立った人がいたと聞いた時は半信半疑だったが今となってはそういうこともあったのだろうと思えるようになった。戦争体験者は怒りのぶつけようがない。

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人物・団体紹介

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阿川弘之

1920年(大正9)広島市に生まれる。42年(昭和17)9月、東京帝国大学文学部国文科を繰り上げ卒業。兵科予備学生として海軍に入隊し、海軍大尉として中国の漢口にて終戦を迎えた。46年復員。小説家、評論家。主な作品に『春の城』(読売文学賞)、『山本五十六』(新潮社文学賞)、『井上成美』(日本文学大賞)

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