アンソロジー おやつ

阿川佐和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865060553
ISBN 10 : 4865060553
フォーマット
出版社
発行年月
2014年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19

内容詳細

アンソロジーシリーズ第3弾

日本を代表する随筆家、小説家、文章家たちによる「おやつ」にまつわる随筆を集めた「アンソロジー おやつ」。
幼いころの思い出のおやつ、こだわりのおやつ、おとなならではのおやつ、手作りのおやつなどなど、読んでおいしいアンソロジーです。

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読書メーターレビュー

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  • れみ さん

    様々な著者の方たちによる「おやつ」や甘いものに関わるエッセイのアンソロジー。登場するお菓子とそれにまつわるエピソードが興味深いのと同時に、それぞれの著者の方のバックグラウンドや文章に現れる個性に触れられるのが楽しい。文章が好きだなあと思ったのは古川緑波さんと久保田万太郎さんと獅子文六さん。戦争の時代のエピソードが描かれた久住昌之さんと武田百合子さんの文章はやるせなく切ない。可笑しくてたまらなかったのは五木寛之さんの「メロン・パン筆福事件」。酒井順子さんの袋菓子に関する考察は興味深い。すごく分かる^^;

  • KAZOO さん

    著名人のお菓子に関する随筆集です。私も甘いものやせんべいが好きで太るといけないとは思いながら食べてしまう気持ちがこれらを読むとよくわかります。内田百閧ゥら最近の芝崎友香さんまで40名強の方がそれぞれに書かれています。写真もカラフルなものが挿入されています。村上春樹さんのドーナツの話も面白いし、五木寛之さんのメロンパンについての文章も笑ってしまいました。

  • ケンイチミズバ さん

    ユーミンのハッピーニューイヤーを聴きながら読んだ。お正月の最初の作品が作家さんたちのおやつの話。人形の家のノラがしきりにマカロンを食べたことからイプセンはマカロン愛用者かと思った。文学者ならではのセンテンスもある。私はまだ特段美味いと思うマカロンは知らないし、あのカヌレ?も美味しいと思ったことがない。お菓子にかぎらず食べもののいいところは音楽みたいに食べるとあとかたもなくなってしまうことかもしれない。余韻も思い出に。楽しかったシーンがあとから蘇ってまた幸せになる。

  • いつでも母さん さん

    お弁当の次は『おやつ』・・向田邦子先生のお父様のグリコのおまけ付キャラメルには笑えた。何故なら、私もそう思った頃があったのだ。なんて姑息なと・・(笑)大好きな佐藤愛子先生のカステラの話では、カステラをを切り分けると下にザラメ糖が付いているのが好きだったことを思い出した。勿論、今でも好きなのだが・・(笑)楽しく読了。

  • bianca さん

    おやつは、いつの時代も心ときめく、特別なひととき。でもスイーツビュッフェに行く気にはならない。それ程量が食べられないので、幸田文さんの「時折おだんごがほしくなるのは、半分以上は心の渇き」に激しく同意する。なので、目で楽しむとか、人が語るおやつの話は、その情熱とワクワクが共有でき、とても幸福な気持ちになる。おやつは音楽に似ているという一文にも深く頷いた。新たな発見は、私も鯛焼きよりも、断然今川焼が好きだということ。あの滑らかな表面、ふっくらと円い形、どこから食べても良いという安心感。

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人物・団体紹介

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阿川佐和子

1953(昭和28)年、東京生れ。慶應義塾大学卒。報道番組のキャスターを務めた後に渡米。帰国後、エッセイスト、小説家として活躍。『ああ言えばこう食う』(檀ふみとの共著)で講談社エッセイ賞、『ウメ子』で坪田譲治文学賞、『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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