百済観音の正体 角川ソフィア文庫

関裕二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784044000110
ISBN 10 : 4044000115
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
追加情報
:
240p;15

内容詳細

正史『日本書紀』は、蘇我氏が物部氏を「だまし、滅ぼし、財を奪った」と記す。それならばなぜ、権力を掴んだ蘇我氏は、敗者である物部系の王を擁立したのか。来歴も作者も不明な、たぐいまれな造形美で知られる仏像「百済観音」に導かれるようにして辿り着いた意外な真実とは――。人気の歴史作家が、百済観音と法隆寺との関係、7世紀の日本外交史を紐解きつつ、大豪族・物部氏と美貌の仏像をめぐるミステリーを解き明かす。『百済観音と物部氏の秘密』を改題。

第1章 なぜ百済観音と救世観音が造られたのか?(忘れられない百済観音との出会い日本的な感性で造られた百済観音 ほか)
第2章 乙巳の変、壬申の乱、そして朝鮮半島(生きている救世観音と零落した百済観音蘇我氏は百済出身なのか? ほか)
第3章 百済観音に隠された藤原氏との意外な関係とは?(百済と強く結ばれる藤原氏なぜ中臣鎌足の父母の名が分からないのか ほか)
第4章 百済とつながっていた物部氏(物部氏はヤマト建国来の豪族百済とつながっていた物部氏 ほか)
第5章 いま明かされる百済観音の正体(百済観音の正体を明かすヒント小姉君と堅塩媛が生み出した皇族を二分する派閥 ほか)

【著者紹介】
関裕二 : 歴史作家。1959年千葉県柏市生まれ。若い頃から奈良に通い詰め、独学で古代史を学ぶ。1991年に『聖徳太子は蘇我入鹿である』でデビュー。以来、古代をテーマに意欲的な執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 櫛部晃季 さん

    遠回りし過ぎ。 途中で何の本を読んでるか分からなくなった。

  • pocco@灯れ松明の火 さん

    再度読みます

  • fukafkacraft さん

    法隆寺のイベントに関わった際、仏像らしからぬ女性的フォルムを持つ百済観音に興味を持った。本書は唯一の百済観音解説本だと思ったのだが、大半が日本書紀と百済(当時の朝鮮半島西側)の謎を独自解釈した歴史読本。物部氏、蘇我氏、藤原氏を中心に書かれており、百済観音との関係は冒頭で仄めかすのみ。150頁を過ぎても関係ない日本史がだらだら続き、「いよいよ解き明かす」と予告しながらまた物部氏の話に戻る無限ループ。挙げ句の果てに「彼らと百済観音を結びつける証拠は見つからなかった」と、この調子である。

  • ひまり さん

    ほとんど百済観音はほったらかしで、当時の日本と朝鮮半島の政局や仏教に対する各勢力のスタンスの説明でした(´・ω・`)何もかも不明な観音様だし、書ける事なくても仕方ないかなぁ〜。

  • akamurasaki さん

    百済観音について「日本のクスノキを使い、日本で作られた仏像」と冒頭で描かれて以降、延々と百済と新羅の話が続いてどうしたものかと思っていましたが、最後に百済観音が出てきてホッとしました(笑)。今は立派な百済観音堂に安置されていますが、昔は暗いお堂に他の仏像に交じって安置されていて驚いたよなぁなんて、学生時代の修学旅行の思い出がよみがえりました。

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人物・団体紹介

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関裕二

1959年、千葉県柏市生まれ、育ちは東京都板橋区。歴史作家。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャル・アカデミック・フェロー。仏教美術に魅了され、奈良に追いつめたことをきつかけに日本古代史を研究。以後、古代をテーマに意欲的な執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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