スサノヲの正体 新潮新書

関裕二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106110054
ISBN 10 : 4106110059
フォーマット
出版社
発行年月
2023年07月
日本
追加情報
:
192p;18

内容詳細

アマテラスの弟スサノヲは、天上界では乱暴狼藉を働いて追放される悪玉だが、地上界では八岐大蛇を退治して人々を助ける善玉になる。そのキャラクターは『古事記』と『日本書紀』とで大きく異なり、研究者の間でしばしば論争となってきた。ヤマト建国への関与、祭祀をめぐる天皇家との関係、縄文文化のシンボル…。豊富な知識と大胆な仮説で古代史の謎を追ってきた筆者が、スサノヲの正体に鋭く迫る。

目次 : 序章 スサノヲはどこで祀られているか/ 第1章 なぜ古事記で敬われ、書紀で蔑まれるか/ 第2章 ヤマト建国の立役者は誰だったのか/ 第3章 天皇家の祖神はスサノヲなのか/ 第4章 なぜスサノヲは「抹殺」されたか/ 終章 蘇る縄文の魂とスサノヲ

【著者紹介】
関裕二 : 1959(昭和34)年、千葉県柏市生まれ。歴史作家、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。仏教美術に魅了されて奈良に通いつめ、独学で古代史を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • どんたこす さん

    日本書紀の編纂の中心には藤原不比等が携わっており、天皇のためではなく藤原氏の正義を証明するためのものであったという説があるらしい。蘇我氏の系列であるためにスサノヲは神話の中に隠されたということらしい。

  • はるわか さん

    ヤマト建国の主導権争いで、吉備(物部氏)と東海(尾張氏)は、日本海(タニハ+出雲:大物主神・スサノヲ)+近江(息長氏)を裏切り、物部氏と尾張氏は祟る神(大物主神・スサノヲ)を三輪山に祀った。しかし大物主神・スサノオの祟り封じに失敗し(疫病大流行)、やむなくスサノヲの裔(神武天皇)を南部九州からヤマトに招き入れる。その際、神武天皇と物部氏は尾張氏(ナガスネヒコ)を裏切り、天香久山で祀り上げた。スサノヲの裔・蘇我入鹿は鎌足により謀殺され、スサノヲは藤原不比等により三輪山から伊勢に移され、建国の歴史は抹殺された

  • fseigojp さん

    アマテラスとスサノオは同一で大物主? 大物主って国津神では? なんか????

  • まさにい さん

    池澤夏樹さんの古事記を読んで、スサノヲと大国主の両方に興味をもった。そこで、この本が目に入り購入。スサノヲはヤマタノオロチを成敗した。このヤマタノオロチ、多分鉄を作る民族だったと思う。鉄を作るためには木を伐採しなければならず、ひと山丸裸になる、そこで、山が荒れ農耕民族が困るので成敗したという比喩。大国主は国譲りの神、大は地方豪族一般をさすのだろう。つまり、大国主は1人ではない。有力地方豪族を国津神とし、天皇家を天津神としている。ぼくはどうもスサノヲと大国主が同じとおもっているが、どうなのだろうか。

  • coldsurgeon さん

    古事記と日本書紀では、描かれ方が異なるスサノオノミコトとは、何であるかを、ヤマト建国と絡めて解き明かす。古代史の様々な最近の発掘調査によりヤマトの成立過程が少しづつ明らかになるにつれ、日本書紀が何を隠そうとしたかを暴くことによりスサノオノミコトの姿が明かされる。伊勢神宮の内宮と外宮にそれぞれ女神が祭られている不思議、古代に大きな勢力があったと思われる尾張連が、歴史の表舞台から消えた訳、など興味深かった。

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人物・団体紹介

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関裕二

1959年、千葉県柏市生まれ、育ちは東京都板橋区。歴史作家。武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャル・アカデミック・フェロー。仏教美術に魅了され、奈良に追いつめたことをきつかけに日本古代史を研究。以後、古代をテーマに意欲的な執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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