赤松小三郎ともう一つの明治維新 テロに葬られた立憲主義の夢

関良基

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861826047
ISBN 10 : 4861826047
フォーマット
出版社
発行年月
2016年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
関良基 ,  
追加情報
:
211p;20

内容詳細

隠された幕末維新の真実。坂本龍馬より時代に先駆け、維新直前に暗殺された、大政奉還の隠れた立役者の実像!赤松が生きていれば、日本はまったく異なる近代史を歩んでいた…

目次 : 第1章 赤松小三郎の生涯と議会政治の夢(いまだ解明されていないその生涯/ 数学を基礎に、蘭学・兵学を学ぶ ほか)/ 第2章 赤松小三郎の憲法構想(立憲主義の源流/ 天幕御合体諸藩一和 ほか)/ 第3章 明治維新神話とプロクルステスの寝台(左右共通の物語/ 吉田松陰はなぜ記憶されねばならないのか? ほか)/ 第4章 そして圧政に至った(近代官僚専制システムの歴史的起源/ 自由な空気が後退して圧政に至った ほか)/ 第5章 長州レジームから日本を取り戻す(戦後レジーム・永続敗戦レジーム・長州レジーム/ 長州レジームの特質 ほか)/ 付録 巻末資料

【著者紹介】
関良基 : 1969年、信州上田生まれ。京都大学農学部林学科卒業。アテネオ・デ・マニラ大学フィリピン文化研究所客員研究員を経て、京都大学大学院農学研究科博士課程修了。博士(農学)。早稲田大学アジア太平洋研究センター助手、(財)地球環境戦略研究機関客員研究員などを経て、拓殖大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • とし さん

    赤松小三郎ともう一つの明治維新。まだまだ脚光を浴びることのない人物が居るのですね。

  • Ryoichi Ito さん

    赤松小三郎は幕末の上田藩士,兵学者。1867年5月に新しい国家体制に関する建白書を松平春嶽に提出。同年9月に薩摩藩士に殺された。赤松の建白書は坂本龍馬の所謂「船中八策」,「新政府綱領八策」より早く,松平春嶽,横井小楠,由利公正らを通じて明治新政府の国家体制の原点になった可能性が大。しかし,暗殺が薩摩藩によって行われたことからか,従来の歴史から完全に抹殺されている。日本の近代史は見直すべきだ。

  • 鯉二郎 さん

    歴史の教科書で習った明治維新の物語には赤松小三郎という人物は出ていなかった。自分の不勉強でこの本を読むまで赤松小三郎を知らなかった。長州と薩摩を中心とした明治維新には美談や誇張が多いのではないかと思うこともあったが、これを読んで疑問が解けた。

  • かずさん さん

    今まで自分が知っていた幕末と違って、いろいろ考えさせられた。長洲レジームという言葉がとても印象に残った。

  • うつせみ さん

    大日本帝国憲法に対する擁護意見としてよく目にするのが、「当時としては先進的だった」というものだが、この本を読み、幕末の時点で大日本帝国憲法よりも遥かに先進的、近代的な憲法構想が存在していたことを知り、そのような意見は妄言であると確信した。 また、戊辰戦争の死者はフランス革命やアメリカの南北戦争に比べると非常に少ない、というのもよく言われることだが、明治維新によって出来た憲法のせいで310万もの日本人が命を落としたのだとしたら、その評価も改める必要があるのではないだろうか。

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