ブックのいた街 祥伝社文庫

関口尚

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396343910
ISBN 10 : 4396343914
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
追加情報
:
292p;16

内容詳細

恋人に捨てられ、絵が描けなくなった日本画家の沢井西陽は十年前に家出同然で飛び出した故郷に戻る。かつて活気があった商店街はすっかり寂れ、光を失っていた。変わり果てた街で唯一待っていてくれたのは、飼い主はいないけれど、みんなに可愛がられている不思議な犬“ブック”だった。人々はなぜか“彼”の前だと素直になれて…。一途な犬の愛に満ちた心温まる物語。

【著者紹介】
関口尚 : 1972年栃木県生まれ。茨城大学大学院人文科学研究科修了。2002年『プリズムの夏』で第十五回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。07年『空をつかむまで』で第二十二回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しんごろ さん

    読了後、なぜかアニメ『フランダースの犬』の最終回を思い出しちゃったよ。泣ける!ブックがラブリ商店街の人々に幸をあげて、そして商店街の活気も与えてくれた。ブックが、ラブリ商店街のただのマスコット犬でなくて、ラブリ商店街に舞い降りた天使だよ。そして、この物語は人間ドラマでもある。柴田さんは置いといて、榊さんはきっと幸せになってると信じたいし、西陽と雪広も幸せになってほしい。薫風も幸せになってほしいね。会長、もうちょっと名前のセンスを…と思う。自分もブックに元気をいただいたよ。ブック、大好きだよ!おやすみ!

  • KAZOO さん

    ある町にどこからきたのか不明の犬が居付きます。その犬が主人公というか町全体の人々などの生活が主人公なのでしょう。街の人々もいい人たちばかりです。最後は・・・・。私はこのような小説に完全に弱くて外では読めないのでティッシュばこを近くにおいて読んでいました。

  • 佐々陽太朗(K.Tsubota) さん

    犬好きと猫好き。やっぱり私は犬が好きだ。犬の心には”献身”がある。いとおしいではないか。私は生き物を飼うことをしないと心に決めている。かわいがるだけの十分な時間がとれないし、なんといっても死に別れるのがいやだから。しかし、本書を読んで犬を飼いたくなった。狂おしいほど飼いたくてたまらなくなってしまった。この気持ちを抑えきることができるかどうか、不安である。良い物語を読ませていただきました。ほんとうにじんわり心が温まりました。

  • kanegon69@凍結中 さん

    ブックはラブリ商店街のアイドル犬。赤茶の毛並みがサラブレッドのように美しい。頭がよく行儀がいいので、商店街のみんなから愛されている。そんなブックを中心とした商店街の人々のいくつもの物語がなんとも心に染みる。物語の構成も非常にうまく、様々な人の人生の視点に、いつもブックが優しく絡んでくる。最後まで読み進めると、愛おしいブックの避けて通れない最期、そしてブックの謎について語られるが、涙なくしは読めない。読後は虚脱感と、でも謎が解けてブックがきっと幸せであろうと思えるから、すこしだけ安堵している自分に気づく。

  • kei302 さん

    【11月1日犬と読書イベント参加】おはよう 大好きだよ。大好きだよ おやすみ。 ずっとここで待ってるよ。《ブックのおかげだよ》の言葉があふれる、やさしくて温かい話。ブックは誰を待っているの?「大好きなあの子」をラブリ商店街で待ち続けるブック。そして、ブックとのひとときの関わりを通して再生する人と街。いくつかの死も描かれている。涙が出るが、爽やかな涙で泣ける。 大切にしたい作品がひとつ ふえた。

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関口尚

1972年、栃木県生まれ。99年、茨城大学大学院人文科学研究科を修了。2002年、『プリズムの夏』で第15回小説すばる新人賞を受賞して、作家デビューする。07年、『空をつかむまで』で第22回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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