70年〜80年代のカセットテープ・カルチャーを振り返る シティ・ポップとラジカセ

開発社

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198656089
ISBN 10 : 4198656088
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
開発社 ,  
追加情報
:
128p;22

内容詳細

カーステレオのお供のド定番だったシティ・ポップ。70〜80年代に青春時代を送った世代には懐かしいカセットテープが、それを知らなかったZ世代にも「アナログ感がエモい」とウケ、脚光を浴びている。
このムーブにアーティストたちもカセットテープによる新譜を続々とリリース。
現在、世界的に人気を博している「シティ・ポップ」を代表するアーティスト、山下達郎は、昨年6月に11年ぶりにリリースしたオリジナル・アルバム『SOFTLY』をカセットテープでも発売。2023年の春から80年代初期の名盤『For You』などの作品をカセットテープで再版するとの話も。
そんなカセットテープが全盛を極めた70年代末から80年代にかけて当時の若者から人気を集めた――あるいは生活の一部だった――「カセットテープ・カルチャー」を紹介。関連アーティストたちのインタビューを掲載した。
伊藤銀次による元祖、シティ・ポップともいわれる山下達郎のバンド「シュガー・ベイブ」の裏話や名曲「DOWN TOWN」の誕生秘話、佐野元春との邂逅。
杉真理によるナイヤガラ・トライアングル、竹内まりやとの出会い。
稲垣潤一が明かす、秋元康のペンによるの大ヒット曲「ドラマチック・レイン」の誕生経緯。
EPOの「DOWN TOWN」カバーの経緯
…音楽ファン、シティ・ポップ・ファンには延髄の興味深い内容だ。
さらにかつて「4大カセットテープ・メーカー」と呼ばれたTDK、ソニー、マクセル、AXIA。そのうちのもっとも人気の高かったTDKと後発ながらイメージ戦略でシェアを広げたAXIAのOBたちに当時の苦労話、裏話をインタビューした。
表紙には、あの時代のカルチャーを象徴する鈴木英人氏のイラストを起用。
各社のカセットを写真で紹介する「カセットテープ・ギャラリー」、当時の世代で知らぬ者はいない伝説の雑誌『FMステーション』の元編集長による回顧録などなど……読みどころ、見どころの満載の一冊。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kinkin さん

    カセットテープは、まさに私の世代のメディアだった。レコードやFM放送を録画して車の中で聞く、家でも聞いた。しかしてテープも表裏で120分が一番長く録音できるもので、アルバム2枚分を録音するのは難しい時代だった。その頃からMDやCDそしてオンラインでも聞くことができる。しかし今、カセットが熱いらしい。大きなカセットデッキも・この本にはカセットテープやカセット時代の思い出、使われていたカセットがメーカーごとに紹介されている。そして表紙の絵は鈴木英人か。図書館本

  • yoshi さん

    図書館の書棚にこんなのを見つけた。日本のシティ・ポップが世界的に見直されている今、懐かしのカセットテープ、ラジカセ、ウォークマンなどの周辺のストーリーとともに振り返る。自分より少し上の世代がリアルタイムの頃には、自分は当然その良さも何もわかっていなかったが、今現在もご活躍の方々のスゴさは、懐メロのそれとは違うup to dateな音楽としてのリスペクトでもある。名盤選やインタビューなどは興味深く読んだ。旅先の安宿街の路上で売られている洋楽のカセットテープをたくさん買ってウォークマンで聴いたのも懐かしい。

  • gogo さん

    シティ・ポップの当事者の貴重なインタビューはとても読み応えがありました。敢えて定義する試みも興味深かったです。思った以上にカセットテープやラジカセの技術的な記述が多く、かつてものづくり大国と呼ばれた事を偲ばせますが、それに比べて本作は校閲がちょっと酷いかなと。そんなに分厚い本ではないと思うのですが…。

  • 参謀 さん

    ジャパニーズ・シティ・ポップが世界で流行り出している今(その理由の2つはインドネシアのレイニッチと韓国のNight Tempoの存在があり、「真夜中のドア」、「プラスティック・ラヴ」は世界人気)、国内でも再燃の兆しがあります。シティ・ポップをもっと知りたかったのですが、カセットテープやラジカセの話が中心でしたwお気に入りのEPOのインタビューもあって、デビュー作「DOWN TOWN」(シュガー・ベイブのカバー)はスタジオのロビーで山下達郎に出会って、直談判した結果なのだというのには驚き。

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