Books

甲子園への遺言 伝説の打撃コ-チ高畠導宏の生涯

門田隆将

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062129664
ISBN 10 : 4062129663
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2005
Japan

Product Description

のべ30人以上のタイトルホルダーを育てあげた天才打撃コーチが、教え子たちの心の中に遺したものとは。
「読みました。泣きました。こんなにすばらしい野球人がいたことを、1人でも多くの方に知ってほしい」
長嶋茂雄氏大絶賛!

平成16年夏、1人の高校教師が膵臓癌で亡くなりました。還暦を迎えて半年足らず、まだ60歳でした。その高校教師には、特異な経歴がありました。なんと約30年にわたって、プロ野球の打撃コーチを務めたのです。渡り歩いた球団は、南海、ロッテ、ヤクルト、ダイエー、中日、オリックス、そして千葉ロッテ。野球の質が、パワーから技術へ、そして諜報戦から総合戦へ、さまざまに形状を変えていく中、彼は常にその最前線にいました。そして、7つの球団で独特の打撃理論と卓抜した洞察力を駆使して選手たちの指導をおこない、時に相談に乗り、汗と涙を共有しながら、気がつけば、のべ30人以上のタイトルホルダーを育て上げていました。しかし、その伝説の打撃コーチは、50代半ばで一念発起し、高校教師になるために通信教育で勉強を始めます。そして5年かかって教員免許を取得し、社会科教師として教壇に上がり、「甲子園」を目指しました。その人の名は、高畠導宏さんといいます。――<「はじめに」より>

Content Description

目次 : 教壇に立った異色の新米教師/ 岡山の怪物バッター/ 不思議な雰囲気を持つ男/ 社会人ナンバー・ワン打者/ 「尾張メモ」と南海データ野球/ 飛び込んだプロの世界/ バット一本の現役生活/ 二八歳の打撃コーチ誕生/ 諜報野球とプロ野球/ シンキングベースボール/ 日本初「戦略コーチ」/ 創り上げた首位打者/ 野村との訣別と新たな出会い/ 最後の講演で語ったコーチ人生三〇年/ 辿り着いた野球の真髄/ 生徒の心の中に

【著者紹介】
門田隆将 : ジャーナリスト。1958年、高知県生まれ。中央大学法学部卒。雑誌メディアを中心に、政治、経済、司法、事件、歴史、スポーツなどの幅広いジャンルで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • きむこ

    『フルスイング』の原作本。高畠導宏という『伝説のコーチ』について全く知らなかった。徹底的に褒めて長所を伸ばす。独特の練習方法。シンキングベースボールを確立させた戦略コーチ。そして59歳で高校教師に転身。物凄い努力家で野球が好きで人間が好きだったのだろうけれど、彼には熱血というイメージが湧かない。もっと大きく空気ごと温ためてくれるような大きさを感じた。彼が育てた高校球児を見てみたかった。野球だけではなく「人に教える」ことの1番大切な部分を教えてもらった★4(読みづらさで-0.5)

  • bluesky

    『努力し続ける事が才能』かぁ…落合博満さんを育てた伝説のコーチの言葉は深いです。志し半ばで亡くなってしまったのは本当に残念ですが、読んで良かった〜

  • saga

    野球の世界のことはあまり知りませんでしたが、野球から高校教師への転身には驚きです。とにかく、夢を諦めない姿は素晴らしい。

  • 0717

    正に「フルスイング」な見事な人生。大型打者として活躍が期待され入団した南海ホークス。だが怪我に泣かされあえなく退団、若き打撃コーチとして後世に名を残す数々の名選手を育てる。数々のデータを集め、投手の配球や投球の癖を読む名人。各球団からコーチの依頼が殺到するが、苦学の末高校教師に転身。目指すは甲子園、全国制覇。だが知らない内に病魔が忍び寄る・・・。「覚悟に勝る決断なし」、「才能とは逃げ出さないこと」、「平凡のくり返しが非凡になる」・・・メモしておきたい言葉も多数。

  • たらお

    図書館で借り、読了。「才能とはあきらめないこと」打撃コーチとして、落合、イチロー、田口などの名選手をそばで育ててきたからこそ実感を伴う言葉となる。年をとっても研鑽し、選手には欠点を伝えるのではなく長所を伸ばしながら改善の方向に向かわせるところがプロフェッショナル。知っている名選手たちが、このコーチの下で育っていたことを改めて知り、感慨深く思う。ヤクルトの野村監督に招聘され、データ野球で共感するものがありながら、そりが合わず1年で辞めてしまったことは意外。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items