銀河鉄道の父

門井慶喜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062207508
ISBN 10 : 4062207508
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
追加情報
:
408p;20

内容詳細

宮沢賢治は祖父の代から続く富裕な質屋に生まれた。家を継ぐべき長男だったが、賢治は学問の道を進み、理想を求め、創作に情熱を注いだ。勤勉、優秀な商人であり、地元の熱心な篤志家でもあった父・政次郎は、この息子にどう接するべきか、苦悩した―。生涯夢を追い続けた賢治と、父でありすぎた父政次郎との対立と慈愛の月日。

【著者紹介】
門井慶喜 : 1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年、第42回オール讀物推理小説新人賞を「キッドナッパーズ」で受賞しデビュー。’15年に『東京帝大叡古教授』が第153回直木賞候補、’16年に『家康、江戸を建てる』が第155回直木賞候補となる。’16年に『マジカル・ヒストリー・ツアーミステリと美術で読む近代』で第69回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、同年に第34回咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    門井慶喜は、新作中心に読んでいる作家です。宮澤賢治は知っていますが、宮澤賢治の家族の物語は初めてとなります。私は勝手に宮澤賢治は岩手の貧農の出身だと思っていたのですが、実は金持ちのボンボンでした。寛容な父親や家族のお蔭で素晴らしい作品が生み出せたんですね。雨ニモマケズ・・・

  • 鉄之助 さん

    やっと読めた。期待以上の大満足。父・政次郎から見た賢治の新しい一面を堪能した。賢治と言えば、堅物の求道者などといったイメージでとらえがちだったが、「まじめだが、沈鬱ではない、遊び心やいたずら精神に溢れた」面を描いている。時には、作品のために妹・トシの「遺言を捏造」したり、自らの死に様を演出したり、実に人間味に富んだ人物像が浮かび上がった。賢治をグッと身近に感じられる1冊だ。→  続く

  • ウッディ さん

    父の視点で描いた宮沢賢治の家族の物語。旧家の長として威厳を保ちながらも、時にダダ漏れになる賢治への愛情は、大人と上手く話ができない失格社会人でありながら、多くの子供たちに夢と正義を伝えた童話作家宮沢賢治を生み出したような気がします。賢治って貧しい農家の生まれだと思っていたら、裕福な質屋の生まれだったんですね。我が子を温かく見守る良いパパだから、飴と鞭の使い分けに悩み、息子のふがいなさを嘆きながらも、賢治の童話が新聞に掲載された時に溢れ出す喜び、そんな人間臭さが丁寧に描かれていたように思い、面白かったです。

  • 抹茶モナカ さん

    宮沢賢治の父・政次郎を主人公にして、賢治の生涯を綴った小説。個人的に大学の卒論で宮沢賢治作品を扱ったので、その頃に読みたかったな、と思った。脚色もあるだろうけれど、大筋で賢治の人生が掴める。父性がテーマなのもあり、自分の父親の事を考えてしまった。父親の思いというのは、多分、この小説に描かれているようなものなのだろう。文体も軽妙で、テンポが良く、読みやすい。

  • どんふぁん さん

    2018年3月4日読了。宮沢賢治さんのお父さんの話だけど、宮沢賢治をはじめ家族やその周りの人のことの一生を書いてあります。宮沢賢治という人を知った気がします。こんな変わり者の人やったんですねぇ。そして政次郎さんもなかなかお堅い人で。でも愛あふれる感じで、素敵な家族や思いました。で?賢治とトシの病名は結局?結核だったのかな?

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