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知られざるシベリア抑留の悲劇 占守島の戦士たちはどこへ連れていかれたのか

長瀬了治

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784829507476
ISBN 10 : 4829507470
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本降伏直後の昭和20年8月17日、ソ連軍が突如、北千島の占守島に侵攻してきた。占守島の戦いの最前線にいたのは、旭川第七師団編制の村上大隊と竹下大隊を主体とした4000名。停戦後、武装解除された日本兵は、「日本帰国」とだまされて、最北のシベリアへ送られた。マガダン・コルィマ収容所で死亡した捕虜154名の詳細データも収録。飢餓、重労働、酷寒の三重苦を生き延びた日本兵の体験記、ソ連側の写真文集などを駆使して、ロシア極北マガダンの「地獄の収容所」の実態を明らかにする。

目次 : 序章 囚人通訳シャーポシニコフと日本/ 第1章 昭和二〇年八月一七日深夜、ソ連軍、占守島に侵攻/ 第2章 マガダン、コルィマは「地獄の収容所」/ 第3章 最北の捕虜収容所、マガダン第八五五収容地区/ 第4章 北千島の民間人の抑留と日魯漁業の悲劇/ 第5章 コルィマの地獄の収容所群/ 第6章 コルィマを生き延びた日本人受刑者/ 終章 帰国と死亡者数

【著者紹介】
長勢了治 : 1949年北海道美瑛町生まれ。北海道大学法学部卒業後、三菱ガス化学入社。退職後、ロシア極東大学函館校でロシア語を学ぶ。以後、シベリア抑留問題を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 日本を救った占守島の英雄のその後について。とにかく怒りが沸き上がって抑えられない。

  • 佐倉 海人

    樺太よりも更に北。およそ人が住めるとは思えない地域に連行されて抑留された将兵。マイナス2桁の気温の時期が長く防寒さえ満足にできない場所でよくぞ生きられたと感嘆します。 持ち前の腕を活かしたりロシア人に助けられて生き延びられた人もいたというのが僅かながら救いな気がします。先輩のロシア人に「それじゃ死んじまうぞ」と要領を教わったとか、班長の気遣いで助かったとか。

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