江戸の異性装者たち セクシュアルマイノリティの理解のために

長島淳子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784585221982
ISBN 10 : 4585221980
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
248p;20

内容詳細

多様な性のかたち。性規範のもとで葛藤・苦悩する人々。男装を禁止されても止めず遠島に処された女、女装姿で貸金業を営み女に求婚した男、男同士の夫婦、陰間茶屋で男色に従事する美少年たち―。社会規範からの逸脱の実態を記録した事件史料を読み解く。

目次 : 第1章 女性の異性装をめぐって(たけの最初の罪/ たけ、再登場/ 近世ヨーロッパとの比較)/ 第2章 男性の異性装と男色の歴史的位相(青山千駄ヶ谷、お琴の一件/ 歌舞伎と男色/ 江戸の男色をめぐる諸規制/ 服装規制にみる近代・近世)/ 第3章 男性カップルたち(鳶職金五郎と女髪結はつのケース/ 縫箔職重吉と新内師匠小若のケース)/ 第4章 多様な愛のかたち―レズビアン/シスター(女性同性愛をめぐる動向/ 江戸の女性同性愛/ 入水事件から愛のかたちを考える)

【著者紹介】
長島淳子 : 1954年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程後期満期退学。日本近世史・女性史専攻。博士(文学)早稲田大学、2005年。総合女性史学会代表・国士舘大学非常勤講師・早稲田大学エクステンションセンター講師。これまで早稲田大・千葉大・上智大・川村学園女子大・群馬大学大学院などで講師を務める。日本歴史学協会常任委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 宇宙猫 さん

    挫折。江戸の制度などの解説が多く、異性装者のことも繰り返しが多くいまいちだった。

  • guanben さん

    江戸時代におけるLGBTq事情について。「家」の形成に繋がらない性愛行動は風紀の乱れに繋がることから、幕府の取締対象とはなっていた。ただ人間の本能は止められず、アンダーグラウンドの世界で生き続けていたと。日本で関連する法整備が遅れているのは、キリスト教の精神に反するため、LGBTqの権利を法律で守らないとその人の生死に関わる欧米に比べて、宗教的な縛りが薄いからだとも。なるほどね。

  • left9100 さん

    この本で紹介された「たけ」と「お琴」の二人は時代小説の主人公にしてもいい人物だと思った

  • ともなりたすく さん

    この本の内容関係なしに、読んだ後に思ったことなんですが、性が完全に曖昧(自由?)になった社会では、「性自認」はどういう意味を持つのだろうなあと。肉体が女性で、いわゆるレディースファッション(便宜上の呼称)を好きで着用していて、男性を愛し、その上で「性自認」は男性である、という人も、わたしが知らないだけでいても不思議ではないんですよね…この場合、性自認が男性で生じる不都合ってなんだろうとか(月経は性自認女性にとっても不都合だからなしな!)

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