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抗がん剤が効く人、効かない人 Php新書

長尾和宏

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569818344
ISBN 10 : 456981834X
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
May/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

抗がん剤治療は受けたくないと思っていた著者。ところが最近、遺伝子検査の研究が進み、効く薬が事前に予測できるようになってきたことで考えが変わったという。「効く」「効かない」や「副作用が出やすい」「副作用が出にくい」がわかるようになれば、これまでのような苦しいだけの治療ではなくなるはずだ。現在わかっていく抗がん剤の有効な使い方、慣れると効かなくなるので、患者本人がやめ時を決めること、医者の本音、医者と良好な関係を保てるセカンド・オピニオンの取り方…。町医者として多くのケースをみてきた著者が、最新情報と賢い治療の受け方を存分に明かす。

目次 : 第1章 医者にとっての抗がん剤、患者がイメージする抗がん剤(映画『大病人』は、いまだ現場そのもの/ 患者は「抗がん剤で完治できる」と思い込んでいる ほか)/ 第2章 がんの正体と抗がん剤の使い方(ウイルスとの大きな違い/ がんは遺伝子の傷によって起こる病気 ほか)/ 第3章 抗がん剤が効く人、効かない人(肺がん―小細胞がんか、非小細胞がんかで異なる/ 胃がん―抗がん剤の中心は飲み薬「TS‐1」 ほか)/ 第4章 医者があえて口にしない大事なこと(何も主張がなければ、「訴えられない治療」をするしかない/ 先に文句を言う患者は好かれる ほか)/ 第5章 がん、抗がん剤、そして生きるということ(実際に抗がん剤が効いている例/ 入院しないでフルコースで行う治療もある ほか)

【著者紹介】
長尾和宏 : 1984年東京医科大学卒業、大阪大学第二内科に入局。1995年兵庫県尼崎市で開業。複数医師による年中無休の外来診療と在宅医療に従事。医療法人裕和会理事長、長尾クリニック院長。医学博士、日本尊厳死協会副理事長、日本慢性期医療協会理事、日本ホスピス・在宅ケア研究会理事、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、日本禁煙学会専門医、日本在宅医学会専門医、日本内科学会認定医。関西国際大学客員教授、東京医科大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あこ

    所々に出てくる例え話には好感を持てないが、内容はとても良い。第二世代の分子標的薬や二・五世代の分子標的薬の話を読んでいて抗生物質のように、それに対抗するタンパク質とか出てきたりしないのかと考えてしまった。がんとの相性を調べて効く抗がん剤を使用できるようになったのは素晴らしい進歩で喜ばしい。ただ、そこで終わりではなく第4章・第5章で延命から縮命に触れ、治療のやめ時について触れているのが良い。やめましょうとは言われないので辛くても治療を続けている高齢の患者さん家族から在宅で相談を受けることは日常である。

  • 中島直人

    (図書館)10年前の本だけど、実態に即していて、すごく勉強になる。

  • よう

    タイトルの答えとしては、気を前向きに持てるひとかそうでないか、ということなのでしょう。がんに限らずどんな症状でもそうだと思うから、そういう意味ではあまり得るものはなかった気がする。

  • ゆう

    抗がん剤治療の技術が数年前と比べて格段に進歩していることに驚く。自分にとって最適な治療法は、がんの個性、進行度合い、人生観、生活観など、様々な要素を考えて選択することが必要だ。患者自身の総合力が、治療の成否を分ける時代だ。

  • あつ

    今話題の癌は放置せよ。。。というのは死の確率があがるだけで早期発見が大切 著者も第1世代抗がん剤の副作用を見て否定的な時期もあったが時代が分子標的薬になってきている 分子標的薬については以下のとおり シグナル阻害薬、新生血管阻害薬、マルチターゲット薬の3種類があり日本では20種類ほどが保険適応されている それが適応できても分子標的薬にも癌は耐性をつける エピジェネティクス薬という癌の遺伝子をオンオフするのもできている 日進月歩なので新しい治療法が生存期間中にできる可能性もある

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