最後の大奥 天璋院篤姫と和宮 幻冬舎新書

鈴木由紀子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344980624
ISBN 10 : 434498062X
フォーマット
出版社
発行年月
2007年11月
日本
追加情報
:
18cm,204p

内容詳細

13代家定に嫁いだ篤姫と14代家茂の正室となった皇女和宮。対立していた嫁姑が徳川家存続のため、ともに動き出す。終焉に向かう江戸城大奥で、無血開城を実現させた女性を通じて、明治維新の裏表をひもとく。

【著者紹介】
鈴木由紀子 : 山形県生まれ。作家。評伝『闇はわれを阻まず山本覚馬伝』で第四回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。歴史小説を発表の他、NHK総合テレビ「その時歴史が動いた」に出演するなど、放送や講演活動でも歴史ファン層のすそ野を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • skunk_c さん

    徳川第13代と14代将軍の正室をメインに据え、幕末の動乱に対応する大奥の動きが詳しく書かれていて、この時代の歴史がぐっと立体的に見えてきた。個人的には、薩摩の島津家と徳川将軍家、それに公家の近衛家の関係について系図を含め解説されているのがありがたかった。幕末になぜ外様である島津斉彬、久光があれだけ幕政に関われたのか、そして斉彬の手足であった西郷隆盛が頭角をあらわしたのか、大分すっきりした。史料の扱いとしては例えば勝海舟の自叙伝をそのまま引き写したりと、歴史研究としては不十分だが、本書の役割はそこにはない。

  • ichi さん

    【図書館本】史実を淡々と載せてある感じで楽しんで読む本ではなかったです。幕末期にこの二人の陰での大きな働きで江戸城無戦開城できたのだと知りました。

  • 寝落ち6段 さん

    2人の思いが、幕末と新時代を駆ける。兎に角、誰が誰と結婚して、養女になってが多くてこんがらがってしまった。しかし、武家の女性としての生き様、決意はぐっとくるものがあった。

  • lila* さん

    【図書館】娘が借りてきたんだけど、思っていたのと違ったようで読まないというので、私が。篤姫と和宮。同じ時代に同じような宿命を背負って生きていた女性。二人の話だけではなく、もっと遡ってそもそも徳川家と島津家の繋がりからが説明されていた。なによりも驚いたのは、どの時代の女性も自分が嫁いだお家のために今だけでなく、何代も先のことまで考えて生きていたということ。望んだ結婚でも、望まれた結婚でもなかった場合でさえ。今とは根本的に価値観が違うとはいえ、彼女たちの生き方に感銘を受けた。

  • みーすけ さん

    今更ながらの篤姫と和宮。

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