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「51c」家族を容れるハコの戦後と現在

鈴木成文

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582544275
ISBN 10 : 4582544274
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

戦後、人口の大都市集中と住宅不足に応えて公共集合住宅のために考案された「51C型住宅」。その思想とその後の展開を徹底討論。家族の形の変容に伴って変革を迫られている住居のあり方を探る。

【著者紹介】
鈴木成文 : 1927年東京生まれ。東京大学第一工学部建築学科卒業。東京大学大学院(旧制)修了。東京大学工学部建築学科教授を定年退官後、神戸芸術工科大学環境デザイン学科教授となり1998年から2002年まで学長を務めた。現在、東京大学・神戸芸術工科大学名誉教授

上野千鶴子 : 1948年富山県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。京都精華大学人文学部助教授、東京大学文学部教授を経て、現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授

山本理顕 : 1945年北京生まれ。日本大学理工学部建築学科卒業。東京芸術大学大学院美術研究科建築専攻修了。1973年株式会社山本理顕設計工場設立。2002年より工学院大学工学部建築学科教授

布野修司 : 1949年島根県生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。東京大学工学系大学院修士課程修了、同博士課程退学。東洋大学工学部助教授を経て、現在京都大学大学院工学研究科・同工学部助教授

五十嵐太郎 : 1967年パリ生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。東京大学大学院工学系大学院修士課程修了。現在、中部大学助教授。ほかに東京大学、東京芸術大学、横浜国立大学にて非常勤講師を務める

山本喜美恵 : 1976年大阪府生まれ。神戸芸術工科大学環境デザイン学科卒業。建築設計事務所、展覧会事務局を経て、2003年Kスタジオ設立。プロデューサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 浅香山三郎

    上野千鶴子さんの『家族を容れるハコ 家族を超えるハコ』を読んでから読んだ方が良かつたかも知れない。シンポジウム記録なので、読むのは容易いが、理解は又別のやうなところがあつて、上野さんの戦略的な喧嘩の売り方と、鈴木さんの上手いかわしが、本筋と関係無くはないが、印象に残つた。 建築家の考へることと、社会学者の考へることをぶつけ合ふと確かにかうなりますわなあ、と思つた。

  • ††悪意と悲劇 ††

    51Cの設計に携わった鈴木成文氏が「51CとnLDKは連続してない」と怒ってますけど、それは当事者たる建築家の視点からはそうでしょうけど山本氏や上野氏の方が正しいと思います

  • リッキーまち子

    51C型が一気に供給されるのが公団設立後の56年以降で、当時羨望されたアーリーアダプターの団地族は、世帯数が住戸数を上回る68年以降となる頃には持ち家へと移ってしまっている。団地は大量供給によって10年程度でありふれたものとなった。ポイントハウスやテラスハウスも効率の観点から建たなくなる。nLDKに住みながら夢のマイホームを夢想する時代に移る。ところで順応型住戸というものは引越しよりも敷居の低い柔軟なモデルなんだろうか。これからより、段差の無い家へ、南向きの家へと引っ越しやすくなる。住戸は余っている。

  • 玉子

    上流への憧れってのがスコーンと抜けてるのがよーわからん。「よいくらし」への憧れっていうか。住宅業界がわるいっ!ってだけじゃねえ。消費者って言葉出したの上野千鶴子ぐらいじゃない?

  • ch

    建築はある種の理念を掲げて、社会の軌道を修正していくべきだという(建築計画学のエゴのような)鈴木成文の理論と、住宅にも統辞論(空間の規則)と語用論(実際の使われ方)にギャップがあるように、社会学はそのギャップを照らしていくことからはじまるという上野千鶴子の理論が対比的でとてもおもしろかった。そして山本理顕は、理念やモデルよりも常に先にある現実を汲み取って、新たな家族像と同時に住居をつくっていくという立場にあり、三者三様のおもしろいシンポジウムだった。nLDK型に批判的という点では三者ともに一致している。

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