対訳 禅と日本文化

鈴木大拙

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784770040268
ISBN 10 : 4770040261
フォーマット
出版社
発行年月
2005年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,238p

内容詳細

日本文化及び日本的性格の形成の上で大きな役割を果たしてきた禅。その事例を掲げながら、詳細に説き明かした日本文化論の名著。鈴木大拙の格調高い英文に、北川桃雄の定評ある翻訳を添えた、現代人のための対訳版。

【著者紹介】
鈴木大拙 : 明治、大正、昭和時代の仏教学者かつ思想家。1870年10月18日、石川県金沢市に生まれる。本名は貞太郎。東京帝国大学に学び、鎌倉円覚寺の今北洪川に、その没後は釈宗演に師事。1897年アメリカに渡り、「大乗起信論」の英訳、「大乗仏教概論」の英文出版などをおこなう。11年間滞米し、1909年に帰国後、学習院教授、大谷大教授などになる。1911年アメリカ人のビアトリス・レーンと結婚。1921年には英文雑誌「イースタン・ブディスト」(The Eastern Buddhist)を創刊。1936年には、イギリスとアメリカの大学で「禅と日本文化」を講じた。1945年鎌倉東慶寺に松ケ岡文庫を設立。1949年文化勲章受章。同年、ハワイ大学の第2回東西哲学者会議に出席、その後、アメリカの大学やヨーロッパで大乗仏教思想、とくに禅思想を広く世界に紹介した。1963年に「教行信証」全6巻の英訳を完成させる。1966年、7月12日、95歳で死去

北川桃雄 : 1899年‐1969年。美術史家、美術評論家。東京生まれ。1924年京都帝国大学経済学部卒業。1941年東京帝国大学文学部美術史科卒業後、共立女子大教授となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Y2K☮ さん

    2周目。鈴木大拙が英語で書き、北川桃雄が訳。英語の方が腑に落ちる箇所がいくつか(わびとさびの定義とか)。無論ニュアンスが異なる部分も。同じ作品をふたつの言語で読むことで脳の理解が進み、気づかなかった声を聴けるようになるのかも。茶道との関係性のくだりに触れつつ山本兼一「利休にたずねよ」を思い出した。利休のメンタリティは武人のそれだったのかもしれない。そういえば彼が独自の茶の湯を始めたのは61歳からの10年間と何かで知った。禅と文学、あるいは禅と文章執筆を併せた道の追求を思い立つにはまだまだ修行が足りないか。

  • Y2K☮ さん

    禅はどんな生活の中にも入っていける考え方だと思う。知識や技を学ぶことは必要だけど、それらから離れられた時にそれらは完成する。無意識という意識の顕現。相反するものをひとつの存在として見られるかどうか。侘びが貧しさのうちに潜む美の肯定であるように。でもその美しさを意図的に誇示せんとすれば、それはもう侘びではない。最終的な境地は命が終わる瞬間にさえ冷静に辞世の句を詠めるほどの「生死なき生死」か。激しい興奮や厳しい逆境の中でも客観的に自分を眺める余裕を持とう。過去を振り返らず、未来を恐れず、無常の世に囚われない。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    https://www.youtube.com/watch?v=riyvVvy3HvY

  • テツ さん

    鈴木大拙による海外での講演を日本語訳したもの。禅の真髄。作務に明け暮れただただ座りようやく到達することのできる世界について。何にも拘らず何も欲しない。薄っぺらな知性にも無駄に連ねた文字にも縛られることはない。日々の暮らしの中でどれだけ自由に生きようとしてもぼくたちは自由にはなれず救われず無自覚な人生の虜囚として諾諾と生きている。市井に生きるぼくたちが禅宗の御坊さんのように極限まで放下してしまうことはなかなか難しいけれど、こうした禅的マインドを知識として脳味噌に入れておくというのは大切だと思う。

  • youmaysay さん

    禅の考え方を理解したいと思って読んでみたら,禅は体得するもので体系的に理解しようとすることそのものが間違っていたようです。。しかしこの内容を英語で講義する人も、それを日本語に訳す人もすごい。

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鈴木大拙

1870年金沢市本多町生れる。本名貞太郎。1966年7月12日逝去

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