ブルーアウト 小学館文庫

鈴木光司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094066470
ISBN 10 : 4094066470
フォーマット
出版社
発行年月
2019年06月
日本
追加情報
:
380p;15

内容詳細

和歌山県串本町のダイビングショップでガイドとして働く高畑水輝。そのもとを偶然訪れたトルコ人青年ギュスカン。彼の目的はいまから125年前、祖先ムスタファを乗せた軍艦「エルトゥールル号」の遭難現場に潜り、「あるもの」を捜すことにあった。バディとして潜る水輝が一瞬目を離した隙に突然視界から消えたギュスカン…。1世紀の時を経て、日本とトルコの時空を超えて絡み合うふたりの宿命。それは偶然なのか、必然なのか。1890年に起きた「エルトゥールル号遭難事故」に着想を得て、書き下ろした生命の根源を問う渾身の海洋長編小説。ついに文庫化!

【著者紹介】
鈴木光司 : 1957年静岡県浜松市生まれ。慶応義塾大学文学部仏文科卒。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞『楽園』でデビュー。大ヒットした『リング』はハリウッドでも映画化。『らせん』で吉川英治文学新人賞。『エッジ』でアメリカのシャーリー・ジャクスン賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • NAO さん

    和歌山県串本の沖合で遭難したトルコ海軍の軍艦エルトゥールル号の2人の乗務員を中心にした話と、2015年6月の串本を舞台にした話が、交互に描かれていく。現代のパートでは、エルトゥールル号の生存者たちをもてなし沈没船の捜索を間近に見た姉弟の子孫である水輝とエルトゥールル号の生存者の子孫ギュスカンとの出会い、事故一歩手前までいったダイビング中の出来事が描かれているが、そこに親子関係の問題も絡めている。親子関係と海難事故が同レベルだとは思わないが、冷静な目を持つことのなんと難しいことか。

  • akio さん

    エルトゥールル号を題材にしたオリジナル小説。全体的に盛り込みすぎて色んな設定が不発に終わったような感じはします。その設定もっと膨らませてよ、とか、もっと伏線張っといてよ、とか。辛口ごめんなさい。盛り上げて欲しい一念です。とはいえ、台風に翻弄される船のシーンは迫力があり、いくつかのエピソードやシーンに作者の渾身の思いも感じました。何より「リング」「らせん」以降距離を取り気味だったので、作者のこの路線は嬉しかったです。久しぶりに「楽園」引っ張りだすか悩み中です。

  • かおりんご さん

    小説。頂き物。鈴木光司さんの作品は、ホラーしか読んだことがなかったので、とても新鮮に感じました。トルコの軍艦エルトゥールル号の遭難事故をもとにして描かれた海洋小説。家族愛、受け継がれる家族の歴史などがテーマ。主人公の水輝がダイビング中に出会すトラブルは、自分も海の中に取り残された気持ちになり、読んでいてハラハラドキドキしました。だから、海って怖い。映画化されたら面白そう。

  • 金吾 さん

    過去と未来を繋ぎつつ、海の怖さと諦めないことについてわからせてくれました。テンポがよくいい作品だと感じました。明治期の日本人の崇高さも感じました。著者のホラー以外の作品は初めてですが、読んで良かったです。

  • soriiieee さん

    友達に紹介されて読んだけど、これは当たりだ。トルコと日本。親日の背景にある遭難事件を題材に、過去と今を行き来する物語。水輝と父親の関係、アフメッドの思い。常に、海という危険な状況で求められる「平常心」と「決断力」・・・。小説でもあり、自己啓発にもなる本でもあり。そんな稀有な本に出会えた。

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