カヌー犬・ガクの生涯 ともにさすらいてあり 文春文庫

野田知佑

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167269173
ISBN 10 : 4167269171
フォーマット
出版社
発行年月
2005年04月
日本
追加情報
:
16cm,239p

内容詳細

作家・椎名誠によって世界で初めて「カヌー犬」と呼ばれることになったガクは、さすらいのカヌーイスト・野田知佑のよき伴侶となって日本および世界各地を旅し、またテレビCMや映画に出演、勇名を馳せる。しかし、そのガクにも老いが忍び寄って…。類まれなる雑種犬とさすらう男がつむぐ哀切の物語。

目次 : 第1章 出会い/ 第2章 成長/ 第3章 さすらい/ 第4章 エデンの園/ 第5章 わかれ

【著者紹介】
野田知佑 : 1938(昭和13)年、福岡県生まれ。早稲田大学文学部英文科卒。教員、雑誌記者を経てエッセイストに。「川遊びカヌー」を提唱し、国内をはじめ欧米、オーストラリア、ニュージーランド、インドネシアの川を楽しむ一方、環境破壊につながる河川改修、ダム開発をおしすすめる国土交通省の蛮行を一カヌーイストの立場から告発し続けている。82年、『日本の川を旅する』で第9回日本ノンフィクション賞新人賞、98年、一連の活動に対して毎日スポーツ人賞文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥 さん

    カヌーイスト野田知佑とともに暮らした「カヌー犬」ガクの生涯。私は犬を飼ったことがない、普通はペット、愛玩用としてかわいがる人が多いだろう。だが、ガクと野田さんは違う。アラスカの雄大なユーコンを、日本の四万十の清流を二人でともに下る。飼い主と犬が一緒に何の拘束も受けずに自由に暮らし、遊ぶ。ガクは野田さんの遊び仲間であり、共に暮らす相棒であったのだ。★★★★

  • goro@the_booby さん

    素敵な犬生だったんだね。一緒に遊ぶ最高の相棒犬、さよならガク。

  • ツバメマン★こち亀読破中 さん

    野田知佑が飼うことになった雑種の仔犬はやがて「カヌー犬」と呼ばれるようになる。アラスカへ幾度も渡りユーコン川を下ったり、熊と渡り合ったり…そこらの冒険家以上の経験をしているガクが死んでもう15年も経つのだなぁ。著者とガクのさすらいの自由な川の日々。

  • コウジ さん

    著者の作品初読。作中に好きだった星野道夫さんや椎名誠さん等、類は友を呼ぶとも言うべき友人群もさる事ながら、ガク君を仲間として関わる人々がとても素敵だなと感じました。一貫してガク君側の岸に立つ姿勢も好感が持てますが、外国に犬を連れて行く以上 一定の制約や守るべきルールがあるのは然るべきで当時の制約がどうだったかと云うより、立場の違う相手への一定の理解が不足していて、大人としての冷静さよりも 冒険心への欲求が上回っている様に感じました。犬は好きな人も苦手な人もいるよね。 但し著者の自然や生き物に対する→

  • mako♪ さん

    野田知佑さんは、ガクの体力、知力を育て、最高に引き出すことの出来た人、ガクにとっての最高のパートナーだったと思う。野田知佑さんにとっても同じで、掛け替えのない相棒だったガク。共に生きた力と愛がいっぱい感じられました(^^)

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野田知佑

1938年生まれ。熊本県出身。カヌーイストであり、川遊びカヌーを提唱した日本のツーリングカヌーの先駆者。国内外の川を下ってアウトドアエッセイを書き、自然を破壊する無益な公共工事に警鐘を鳴らす。少年時代に疎開した熊本県菊水町(現和水町)で魚捕りに夢中になる。大学卒業後、英字新聞の販売拡張員をしながら日

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