ともに彷徨いてあり カヌー犬・ガクの生涯

野田知佑

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163584706
ISBN 10 : 4163584706
フォーマット
出版社
発行年月
2002年04月
日本
追加情報
:
20cm,203p

内容詳細

気がついたらガクは世界で初のカヌー犬に育っていた…。「あやしい探検隊」はじめ多くの人々に愛され、日本各地、アラスカ、カナダ、メキシコを旅した世界唯一のカヌー犬の14年間を描く、哀切の物語。

【著者紹介】
野田知佑 : 1938(昭和13)年、福岡県生まれ。早稲田大学文学部英文科卒。教員、雑誌記者を経てエッセイストに。「川遊びカヌー」を提唱し、国内をはじめ欧米、オーストラリア、ニュージーランド、インドネシアの川を楽しむ一方、環境破壊につながる河川改修、ダム開発をおしすすめる国土交通省の蛮行を一カヌーイストの立場から告発し続けている。1982年『日本の川を旅する』で第9回日本ノンフィクション賞新人賞、1998(平成10)年、一連の活動に対して毎日スポーツ人賞文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たけ さん

    再読なんだけど、登録していませんでした。 とある読書会で紹介した際に、懐かしくなって再読。 やっぱり、いいね(^^) 野田さん最高です♪ 今度四万十川に行ってみようかな(^^)

  • Cornelius さん

    カヌーイスト野田知佑氏と相棒ガクの一生の記録。自分もかつて犬と共に生活し、キャンプやアウトドアに繰り出していた時のことを思い出しました。それにしてもガクさんのように本能に生き、相棒や友達に愛されて生き、いろんな景色を見られたことは、うらやましい限りです。犬に嫉妬します…笑

  • ミノカサゴ134 さん

    椎名誠のエッセイで、ガクを知った。当時、自分も犬を飼っていたので共感を覚えた。椎名さんがガクの「養父」だとすると、この本の著者である野田知佑さんは「実父」に当たる。ガクとの出会いから「訣れ」(別れ、ではない)までが、アラスカ、カナダをはじめ日本の川下りを含めて淡々と描かれているが、クマやグリズリーとの遭遇と闘いなど、その場にいたら膝が震えるような体験を重ねて二人の絆はより深まっていく。ガクが最後を迎えるところは、かつての自分の犬の死を思い出してしまい、読むのが辛かった。「好漢ガクよ、もって瞑すべし!」

  • いちご大福 さん

    野田さんといえばガク、というイメージはあったものの、ガクがこんな刺激的な一生を送った犬だということをこの本で知りました。転覆したカヌーとともに流される野田さんに付き合う老犬ガクの表情を想像しただけで、二人の過ごしてきた時間の濃さが分かるような気がしました。

  • そのあと さん

    ゴールデンレトリーバーを飼っていて、ガクみたいに自由にさせられたら、どんなに喜ぶだろうな、と想像しながら楽しく読みました。ちなみにうちの犬もカヤックに乗って川下りを始めました。

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野田知佑

1938年生まれ。熊本県出身。カヌーイストであり、川遊びカヌーを提唱した日本のツーリングカヌーの先駆者。国内外の川を下ってアウトドアエッセイを書き、自然を破壊する無益な公共工事に警鐘を鳴らす。少年時代に疎開した熊本県菊水町(現和水町)で魚捕りに夢中になる。大学卒業後、英字新聞の販売拡張員をしながら日

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