徳川家康の神格化 新たな遺言の発見 中世から近世へ

野村玄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582477467
ISBN 10 : 4582477461
フォーマット
出版社
発行年月
2019年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
野村玄 ,  
追加情報
:
290p;19

内容詳細

なぜ神格はたびたび改変されたのか。神国思想ではなく仏国思想を有した天海と秀忠。ふたりは家康の遺言を受容する。だが、秀忠没後、天海は自らの想う仏国創成のため家康の遺言を改変する。これを見た家光の行動は―。

目次 : 第1章 徳川家康の最期の日々/ 第2章 徳川家康の神格化の前提条件/ 第3章 徳川家康の神格化と久能山上の祭祀/ 第4章 徳川秀忠による家康の神格の決定/ 第5章 徳川家康の遺言をめぐる真相/ 第6章 東照大権現号の誕生/ 第7章 東照大権現という神格の段階的変容

【著者紹介】
野村玄 : 1976年大阪府生まれ。2004年、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)(大阪大学)。専門は日本近世史。現在、大阪大学大学院文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鐵太郎 さん

    徳川家康の諡号、ではなく神様になったので神号を「大権現」としたのは、天海僧正のごり押しとされていましたが、その経緯と家康の遺言とされたものの変遷を、多種多様な一次史料を使って展開し、解説したもの。野村玄さんの「論文」と思えばいいのかな──と史学徒ではないド素人歴史マニアは思うのみ。なんにしても、歯ごたえのある奥の深い本です。

  • MUNEKAZ さん

    「東照大権現」誕生の舞台裏に迫った一冊。初っ端で久能山に家康の遺骸があるという静岡商工会議所などの運営するプロジェクトをぶった切っていてなかなか豪快。読みどころは家康の「遺言」を巡り、自らの推す神道の流派で実現を目指す天海の暗躍、そしてそれに対する秀忠や家光の決断の行方か。難しいところもあるが、なかなかスリリングで面白い。また本筋とは関係ないが、遺言や命令のころころ変わる最晩年の家康と、それに忖度して動く本多正純ら側近衆の影響力の大きさが、なんだかとてもリアルで興味深かった。

  • onepei さん

    遺体の所在の話で十分におもしろい。

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人物・団体紹介

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野村玄

1976年、大阪府大阪市生まれ。1998年、東京学芸大学教育学部卒業。2004年、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)(大阪大学)。専門は日本近世政治史。大阪青山短期大学ことばと文化学科専任講師、防衛大学校人文社会科学群人間文化学科講師、同准教授、大阪大学大学院文学研究科准教授を経

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