なぜ宇宙は存在するのか はじめての現代宇宙論 ブルーバックス

野村泰紀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065277225
ISBN 10 : 4065277221
フォーマット
出版社
発行年月
2022年04月
日本
追加情報
:
264p;18

内容詳細

無数に作られ続ける泡宇宙の一つにすぎないこの宇宙。その超初期から未来の姿、そしてその外側の世界までが、最新の研究によりかなり明らかになってきた!超弦理論や永久インフレーションなどの物理学の方程式によって具体的に示され、ダークエネルギーの値を自然に説明することができる、ほぼ唯一の理論―マルチバース理論も徹底解説。

目次 : 第1章 現在の宇宙/ 第2章 ビッグバン宇宙1―宇宙開闢約0・1秒後「以降」/ 第3章 ビッグバン宇宙2―宇宙開闢約0・1秒後「以前」/ 第4章 インフレーション理論/ 第5章 私たちの住むこの宇宙が、よくできすぎているのはなぜか/ 第6章 無数の異なる宇宙たち―「マルチバース」

【著者紹介】
野村泰紀 : カリフォルニア大学バークレー校教授。バークレー理論物理学センター長。1974年生まれ。1996年、東京大学理学部物理学科卒業。2000年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。米国フェルミ国立加速器研究所、カリフォルニア大学バークレー校助教授、同准教授などを経て現職。ローレンス・バークレー国立研究所上席研究員、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構連携研究員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 旅するランナー さん

    宇宙のエネルギー密度の組成では、星とか銀河は0.4%に過ぎない。宇宙にとってはある意味不純物に過ぎない。でも、この不純物が私たちを育てたのです。そして、不純物のおまけのような私たちが宇宙全体の組成を明らかにしたことは、科学の力を物語るものです。と熱く語られる。宇宙誕生後約1分から10分の間に起こった極めて重要な出来事とは何かが分かり、ダークマター·マルチバースへと話題は突入していく。私たちが思っている以上に、宇宙·空間·時間などは豊かな概念を持っていることに気付きます。ただ、全体的には別次元の難しさです。

  • きみたけ さん

    著者は、カリフォルニア大学バークレー校教授でバークレー理論物理学センター長の野村泰紀先生。我々の宇宙は無数にあるうちの1つであるとする「マルチバース理論」を展開する、ブルーバックスから出版された本格派現代宇宙論の本。最後まで読んだものの、正直ぼんやりとした理解で読了。現在の宇宙、ビッグバン直後の宇宙、インフレーション理論、ペンローズ図での考え方、超弦理論・余剰次元から無数の異なる宇宙(泡宇宙)たち「マルチバース」の世界と盛りだくさんの内容で勉強になりました。

  • ひろき@巨人の肩 さん

    直感的に理解しやすい図表を多用して、最新の宇宙の謎に迫る現代宇宙論の入門書。読了後、より俯瞰して宇宙の姿を理解できた。@宇宙を構成するエネルギー密度の時間変化は、エネルギー密度の高い順に、放射、物質、真空と進行している。A宇宙初期の「揺らぎ」を解明するために、ダークマターの「揺らぎ」の研究が進む。B高過ぎる真空エネルギーを説明するには、異なる真空エネルギーの宇宙の存在を前提とするマルチバース論が不可欠。C人間をペンローズ図の内側の観測者と認識することで、我々の住む泡宇宙を時空の拡がりと再定義できる。

  • へくとぱすかる さん

    最先端の難解な宇宙論なのに、実に親切に説明してもらえる。常識なイメージでは、とてもついていけないのが普通な分野だが、初心者を置いていかないで、要所要所に誤解を解いてくれる説明があり、わかってから次の段階に進ませてくれる。数式がまったくないのも、私のような、専門からはるかに遠い素人読者にはありがたい。宇宙の「外側」と「始まる前」に関する答えは衝撃的。われわれの思考習慣を反省させられる。宇宙が加速膨張に転じた理由は不可解だったが、なるほどと納得。ダークマターなど物理学や宇宙論のモヤモヤが相当に霧散できて爽快。

  • 佐島楓 さん

    ちょっとでも理解できたら儲けものだと思って手に取ったが、案の定ほとんどわからなかった。数式が出てくるととたんに眠くなる。興味はある分野なのだけれど、実感できない世界だからなぁ。

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人物・団体紹介

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野村泰紀

1974年、神奈川県生まれ。カリフォルニア大学バークレー校教授。バークレー理論物理学センター長。ローレンス・バークレー国立研究所上席研究員、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構連携研究員、理化学研究所客員研究員を併任。主要な研究領域は素粒子物理学、量子重力理論、宇宙論。1996年、東京大学理学部物理学

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  • 作成者:さん