警察庁長官 知られざる警察トップの仕事と素顔 朝日新書

野地秩嘉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022951410
ISBN 10 : 4022951419
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
追加情報
:
244p;18

内容詳細

警察庁長官はキャリア組の中からどのように選ばれるのか。キャリアとノンキャリアの本当の関係とは。長官の日常と最大の責務とは何か―。5人の元長官と1人の元警視総監にロングインタビューを行い、警察庁長官の仕事、警視総監の仕事との違い、警察組織の現在のあり方、問題点、未来の姿を探る。

目次 : はじめに―増え続ける警察の仕事/ 第1章 警察とその組織/ 第2章 警察の現在動向/ 第3章 警察の成り立ちと警察庁長官の原型となった3人の長官/ 第4章 警察庁長官の仕事と資質/ 第5章 元長官たちの話―長官になるのに必要なキャリアとは何か/ 第6章 警視総監が見た警察庁長官/ おわりに―長官の資質について

【著者紹介】
野地秩嘉 : 1957年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュをはじめ、ビジネス、食や美術、海外文化などの分野で活躍中。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パトラッシュ さん

    複雑で巨大な組織ほど、管理運営には細心の注意が求められる。国の治安維持を任され、人身や財産を拘束する権限が与えられた警察なら尚更だ。警察を舞台にした小説やドラマで何となく知っていても、一般人には町の交番以上はわかりにくい。そうした組織トップのインタビューを通じて、時代により変化する犯罪や求められる役割が移ろう状況に対応した警察像を模索する。特にキャリア組に様々な経験を積ませ、選抜していく人事重視の姿勢は企業経営者にも頷けよう。ただ誰もが政治の干渉排除を強調しているが、実際にどこまで貫けているか疑問も残る。

  • おいしゃん さん

    タイトル通り、警察庁長官の職務や素質について触れた本だが、何より歴代長官と警視総監の、5人の大物とのインタビューが秀逸。これだけでもこの本の史料的価値は高い。

  • サケ太 さん

    近代警察の歴史。それは日本の警察たちが様々な事件や事故を解決するために努力を重ねてきた歴史でもある。GHQの持ち込んだ制度。それを日本に適したものに変えていく。ストーカーの犯罪化。狙撃された警察庁長官。交通事故の減少。災害への対応。警察の今までの成果がよく分かる部分もあり、細分化してきた警察業務の多さに驚かざるおえない。

  • ノンケ女医長 さん

    警察組織で、最も権限があり、重責にさらされ続ける役職。警察庁は、警察の法律を作る組織でもあり、頭脳の結集。その長にはどんな任務と歴史があるものなのか、過去から現在に至るまで仔細に紹介されている。警察と政権との関係にも触れられ、近代史を学び直すこともできた。「警察庁長官」という、警察組織のトップに焦点化した興味深い作品。しかし、なにより警察庁長官を務めた本人と対談できる著者が、すごいと感動した。願わくば、次作で「次長」を詳説して欲しい。

  • dinsmarkuniv さん

    時折読みたくなるジャンル、警察・官僚機構モノ。プロジェクトマネジメント論、リーダーシップ論として面白く読めた。

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野地秩嘉

1957年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。人物ルポルタージュをはじめ、食や美術、海外文化などの分野で活躍中。『TOKYOオリンピック物語』でミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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