なぎさの媚薬 上 講談社文庫

重松清

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062937788
ISBN 10 : 4062937786
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
追加情報
:
736p;15

内容詳細

「わたしを買ってくれませんか?」―透き通るように白い肌、吸い込まれそうに深い瞳、まるくやわらかな声。伝説の娼婦なぎさは、自分を本当に必要とする客の前だけに現れる。なぎさとの甘美な時間の合間に男が見るのは、あまりにもリアルな、青春時代の自分と女性たちとの夢。切なさに満ちた官能恋愛小説。

【著者紹介】
重松清 : 1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。’91年『ビフォア・ラン』でデビュー。’99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、’10年『十字架』で吉川英治文学賞、’14年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パトラッシュ さん

    週刊誌の連載官能小説は様々な女性との性的遍歴を描くのが基本パターンだが、本作は逆に多くの男が謎の娼婦なぎさに声をかけられる。若き日に愛した女が不幸になるのを放置したトラウマに苦しむ彼らは、そこからの解放を願ってなぎさを抱く。今一歩を踏み出せなかった勇気を振り絞って女を救い、過去は変えられないが血を流す傷痕をふさいで生きられるのだ。性愛シーンは濃厚ではなく描写も短いが、心と心が深く結びつく姿は肌のふれあいよりも官能の歓びが強い。愚かな男を救う聖女なぎさの謎を軸に、読まずにおられないドラマが展開する。(続く)

  • ミッフー さん

    「愛妻日記」の続編期待し、エロ描写に酔いしれたく手にした分厚い上下巻📖過去、女性に対し深い後悔持っ男が渋谷路地裏で謎の娼婦なぎさに出会い、彼女の媚薬により過去に戻り失った女性の運命を変え蘇らせるというファンタジー✨エロさは充分盛り込まれるもベースは愛と哀と情に溢れた重松ワールド😊流星ワゴンの読後感に似ています👍上巻では「ねえさんの浴衣」と「彼女を憐れむ歌」、最後は不覚にも感動し涙が漏れました😭「海の見えるホテル」は勇気がなく告白出来なかった学生時代の女友達を思い出させます👍元気にしてるかな〜🤔

  • りゅう☆ さん

    自分の今の人生は変えれない。でも過去に戻ってやり直して大切なあの人を救いたいと思うなら…娼婦なぎさを抱いて媚薬を飲んだ時、過去に戻れる。不幸な人生の結末を送った思い人。あの頃抱いていれば違った人生を送れたかもしれない。初恋の彼女、生徒の性欲対象の先生、学生時代のバンド仲間、家から追い出された兄嫁、急変した幼馴染。今の自分には家族やパートナーがいる。だけど幸せな人生になってほしい一心でなぎさを、彼女を抱く。官能にまみれてるけど、本当に良かったと思える安堵しかない。しかし長い…。4.5冊分収録されてるからね。

  • 鱒子 さん

    性行為と生殖と愛ーー全てがセックスにまつわることでありながら、イコール、もしくは、ニアリイコールですらない。かと言って、無関係というには、あまりにも近すぎて、切なくて。噂の娼婦「なぎさ」との逢瀬の先には、後悔を覆す結末が用意されています。救いを求めてこのまま下巻へgo!

  • カブ さん

    街娼なぎさと客の不思議な時間。官能恋愛小説とあるが、内容は哀しくせつない。時空を超えて、過去に戻って愛する人を救う。ほんとうに叶うなら、会いたい。

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重松清

1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞、14年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載さ

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