図説 刑罰具の歴史 世界の刑具・拷問具・拘束具

重松一義

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784750313641
ISBN 10 : 4750313645
フォーマット
出版社
発行年月
2001年01月
日本
追加情報
:
320p;20

内容詳細

読者の皆さんが刑具・拷問具・拘束具と併列した副題を眼にされると、なにか刑罰・行刑にかかわる残酷で殺伐とした用具と歴史の一断面を連想されよう。また、これまでの多くの類書から嗜虐的・興味本位に扱われているものとして連想される向きも少なからずあろうかと思われる。しかし刑具・拘束具といったものは、適法に用いられる場合、社会に危害を加えた犯罪者への民衆の怒りと正義感を満足させる戒めの具であり、反面、非合法の場合、とくに一揆・暴動・革命時の場面などでは権力の暴発・濫用の象徴的一面を具体的に示し、民衆の怨嗟が深く込められているものであることも確かである。本書は刑罰史・行刑史をライフワークとしてきた一研究者の立場から、この面の歴史的・学問的検証・批判の一資料として刑罰具を提示、刑種により区分、分野別に類別、さらに西洋・東洋・日本について、その変遷と執行形態を比較し考察を試みてみた。

目次 : 序章 時代にみる刑罰具の特色/ 第1章 死刑の執行形態と諸刑具/ 第2章 肉刑の執行形態と諸刑具/ 第3章 鞭刑の執行形態と諸刑具/ 第4章 晒刑の執行形態と諸刑具/ 第5章 拷問の執行形態と諸器具/ 第6章 拘束の執行形態と諸器具

【著者紹介】
重松一義 : 1931年、四国松山市生まれ。法務省矯正研修所教官(行刑史・少年保護史)、青山学院大学法学部・東洋大学法学部などを経て現在中央学院大学法学部教授(刑事政策・法制史)、東京家庭裁判所参与員・調停委員。専門書に『少年懲戒教育史』第一法規・『少年法演習』新有堂・『刑事政策講義』信山社・『死刑必要論』信山社・『日本法制史稿要』敬文堂・『日本刑罰史年表』雄山閣・『図鑑・日本の監獄史』雄山閣・『日本刑罰史蹟考』成文堂・『北海道行刑史』図譜出版・『法学概論』成文堂など、他に随筆風の『大江戸女ばなし』PHP研究所・『漫画考現学』近代文芸社・『鬼平・長谷川平蔵の生涯』新人物往来社・『江戸の犯罪白書』(PHP文庫)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • エネ さん

    改めて知ることもないなーと思っていた。(そう言った研究畑の人間でもないので。)しかし、時代背景が昔の洋画を見ていると牢屋の近くの怪しげな場所に、「あの道具って……なに?」みたいなのがごろごろあったりだったので、ちょっと歴史を見るのもいいかなぁ……。 あんまり、想像せずに読むのがおすすめ。 説明文を受けて、体が――なんて考えると痛すぎて笑えない。

  • 飛鳥なつめ さん

    思ったより文章が堅いし図説と謳っているのに図が少ないし全然残酷な感じでもなく何だこの読後感は。

  • 🐇 さん

    前回に引き続き今回も刑具や拷問に関する歴史の本を読みました。 この本は中国、日本、西洋と、カテゴライズされており違いが簡単に比較できたという点が面白かったです。 また拷問だけでなく、捕縛するための道具や捕まえた後に使う道具(牢など)についても記載があったので、残酷な描写というよりは、逮捕の歴史というのが強かった気がします。(とはいえ、ちゃんと拷問についても書かれてはいました。)

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重松一義

昭和6年(1931)愛媛県松山市に生れる。中央大学法学部卒業。法務省矯正研修所教官(行刑史・少年保護史)、青山学院大学法学部講師(刑事政策)、東洋大学法学部講師(刑事政策・日本法制史)、中央学院大学法学部教授(刑事政策・日本法制史・法学)、同比較文化研究所長など歴任。刑法学会・法制史学会所属、犯罪と

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