金正恩が消える日 朝日新書

重村智計

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022731005
ISBN 10 : 4022731001
フォーマット
出版社
発行年月
2012年06月
日本
追加情報
:
222p 18cm

内容詳細

ミサイル発射失敗や経済の行き詰まりで瀬戸際に立ちながらも、なお核開発を武器に有利な条件を引きだそうとする―。「金正日」亡き後の北朝鮮はどこへ向かうのか。「北」研究の第一人者が独自取材をもとに解き明かす。

目次 : 第1章 汚された「正統性」「大義名分」と「メンツ」/ 第2章 金正恩は「失敗」を認めていない/ 第3章 王朝の哀れな末路/ 第4章 金正恩は何者なのか/ 第5章 金正恩側近たちの宮廷闘争/ 第6章 戦略展望―北の核が、日韓を核保有国にする?/ おわりに 朝鮮問題とジャーナリズム

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 晴れ女のMoeco さん

    北に対するロシアのスタンスが印象的だった。北が崩壊しない原因=情報統制と恐怖政治、とずっと内部の問題だと思っていたけど、むしろ周辺諸国の態度が大きい。先生、またもやパラダイムシフトがおきました笑 最後のジャーナリズム論、特に日本的オリエンタリズムの打破には感銘をうけた。北朝鮮という国家を批判しても、朝鮮の人個々人を人間として尊重しているから、いたずらに面白おかしく北朝鮮を貶めるような書き方はしないんだよね。人権を守るというとつい法曹の役割だと思っていたけど、優秀なジャーナリストは1人で何人も救ってしまう。

  • みむら しんじ さん

    血で血を洗う権力闘争の末に金正恩は、「カタチ」として祭り上げられた。しかし、彼には本当の権力は与えられてはいない。実際に院政を引いて君臨するその人物とは。また今後の絶望的な北朝鮮外交の実態を分析している。 面白く読了。

  • やってんだかっ さん

    ジャーナリストは、自分で考え判断できる能力が必要であり、目指すべきは、誤ったステレオタイプを打ち破り、真実の報道で歴史と文化を変えることといっている。納得です。しかし、ジャーナリストの専権ではなくどんな仕事にも当てはめ可能です。大きなパラダイムシフトはできないけど、身近なところでやっていこう。それと、なぜ、北は改革開放しないのか、中国を見れば改革開放しても独裁体制を維持する可能性はあると思っていたのですが、「軍隊の地位低下」「これまでの金体制の否定」につながるのでできないという。まだ疑問があるかな。

  • yamatoshiuruhashi さん

    長い研究で情報を緻密に解析した上に書かれた本書は、北朝鮮がどんな国なのかをよ理解させてくれる。第四章「金正恩は何者なのか」は丁寧に二度読み直して漸く理解できるほどの複雑さだった。決して著者の説明が複雑なのではなく、北朝鮮・金王朝の構造が複雑なのだ。 終章の「朝鮮問題の取材や研究で、最も注意すべきは『運動に加担しない』ことである。これまで、朝鮮問題の報道や研究をゆがめ真実を妨害してきたのは、『運動としての朝鮮問題への取り組み』であった。(中略)運動は、目的のためにへ『平気でウソをつく』からである。」に納得。

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人物・団体紹介

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重村智計

1945年生まれ。早稲田大学卒、シェル石油勤務を経て毎日新聞記者、ソウル特派員、ワシントン特派員、論説委員を歴任。この間、韓国高麗大学、米スタンフォード大学客員研究員。拓殖大学教授、早稲田大学教授を経て、早稲田大学名誉教授、東京通信大学名誉教授。韓国同徳女子大学客員教授、日本財団特別顧問、里見奨学会

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