古書カフェすみれ屋と本のソムリエ だいわ文庫

里見蘭

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784479305903
ISBN 10 : 4479305904
フォーマット
出版社
発行年月
2016年04月
日本
追加情報
:
321p;16

内容詳細

すみれ屋で古書スペースを担当する紙野君が差し出す本をきっかけに、謎は解け、トラブルは解決し、恋人たちは忘れていた想いに気付く―。オーナーのすみれが心をこめて作る絶品カフェごはんと共に供されるのは、まるでソムリエが選ぶ極上のワインのように心をとらえて離さない5つの忘れ難いミステリー。きっと読み返したくなる名著と美味しい料理を愉しめる古書カフェすみれ屋へようこそ!

【著者紹介】
里見蘭 : 1969年東京生まれ。早稲田大学卒。2004年『獣のごとくひそやかに』で小説家デビュー。2008年『彼女の知らない彼女』で第二十回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。漫画原作も手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 三代目 びあだいまおう さん

    こういう読後感にぴったり合う言葉、使った事ない言葉だけどきっとこれ!『ほっこり』 お客様が味わう『美味しい料理と居心地』そして『時間』を何より大事に考える古書カフェすみれ屋オーナーのすみれ。古書エリアを手伝ってくれる紙野と2人で営むその店には不思議と心がほぐれる魅力がある。すみれが織り成すひと皿ひと皿の描写、かける想いと美味しさがまるで自分が今カウンターに座っているかのよう!そして悩めるお客に紙野が薦める古書!断言します!この本読んですみれ屋に行きたいと思う読メさん率100%‼️きっとほっこりする‼️🙇

  • yanae さん

    うわぁ!すごいよかった、ビックリした!当たり本♥️カフェと古書店が併設されたお店。カフェ店長のすみれと古書店長の紙野くん。紙野くんは人が欲している本がわかってしまう才能を持つ。その才能で色々なお客さんを助けたり幸せにしたりする。二人のなかが縮まっていく様子も素敵。パン屋のパンセは絶対読むぞ。また読みたい本が増えました。似たような設定はあるかもしれないけど、料理の描写もとても美味しそうだし、個人的にすごく好きな雰囲気。とても暖かくなる一冊でした♥️

  • さくらさくら さん

    古書カフェ「すみれ屋」では、絶品カフェご飯をすみれさんが提供し、併設する古書スペースを担当する紙野くんが悩めるお客様にお勧めする本をきっかけにトラブルが解決していく。面白かった。小説の中で紹介されている『料理歳時記』『猫語の教科書』は読みたくなって注文してしまった。届くのが楽しみです。

  • nyanco さん

    古書カフェミステリー、ややありがちかと思ったのですが、読みやすく面白かったです。最初の物語、音楽を諦めきれない青年と恋人の話。3年目の約束のクリスマス、彼女のためにギターを売ろうとする青年、一方彼女は彼のためにアンプをプレゼントしようとする。本のソムリエの紙野くんが差し出した本はオー・ヘンリー。あぁ「賢者の贈り物」ね、ありがちだなぁ…と思ったのですが、意外な変化球にやられました。再婚した母親に反抗する少年が読む「にんじん」、母親に勧めた本は「小さなバイキング」、この謎解きもなかなか深かった。続→

  • tenori さん

    面白い本を発見。小説のビブリア古書堂や東京バンドワゴン、漫画の金魚屋古書店に通じるものが。そこに食の描写を多めに加えた感じ。古書カフェすみれ屋はその名のとおり、カフェと古書の併設店。カフェ担当の玉川すみれ、古書担当のに紙野頁の二人に、訪れたお客さんが絡み、日常の風景の中にちょっとした謎解きを取り入れながらのストーリー展開。謎解きの鍵は古書にあり。カフェで提供されるメニューの説明に多少のくどさは感じるものの、本好きかつ美味しいもの好きな私にはぴったりマッチ。軽くて読みやすい。続編あり。

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人物・団体紹介

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里見蘭

1969年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集プロダクション所属のライターを経て作家デビュー。2008年、『彼女の知らない彼女』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。漫画のノベライズや原作も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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