ほのエロ記 角川文庫

酒井順子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041801178
ISBN 10 : 4041801176
フォーマット
出版社
発行年月
2011年05月
日本
追加情報
:
15cm,216p

内容詳細

誰もが一度は体験する胸のときめき、甘酸っぱい記憶…。布団を被ってこっそり聴いた鶴光の「オールナイトニッポン」。落ちていたエロ本を木の枝でめくるもどかしさ。茶の間が一瞬で気まずくなるテレビの入浴シーン、などなど。あったあったと膝を打つ、今となっては、ほのかな、ほのぼのしたエロを徹底研究。思春期に接した懐かしのアイテムから最新グッズまで、日本人が感じるエロティシズムの本質に迫る傑作エッセイ。

目次 : 春のエロ(鶴光―ほのエロはじめの一歩/ 春画 ほか)/ 夏のエロ(女性アスリート/ ヘソ出し ほか)/ 秋のエロ(ダミー・オスカー/ 和エロ ほか)/ 冬のエロ(混浴/ エアセックス ほか)

【著者紹介】
酒井順子 : 1966年東京生まれ。高校在学中より、雑誌にコラムを執筆。立教大学社会学部卒業後、広告代理店に就職。会社員を経て、現在執筆業に専念。『負け犬の遠吠え』で第4回婦人公論文芸賞と第20回講談社エッセイ賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ミカママ さん

    はぁぁぁ、楽しかった。箸休め文学の最高峰を行く、酒井さんのほのエロ語り。彼女とは世代が近いこともあり、思春期から熟女世代の今日までの歴史を共有できるのはうれしい。親に隠れて観た「11PM」、女子高時代に回し読みした「GALS LIFE」大学入ってオトコ友だちにもらった「フランス書院」…。女子大生の頃、女子大生ブームにあやかってチヤホヤされた私ら世代の一部が、現在、熟女ブームというのをエンジョイしてるらしいじゃないですか?!羨ましいぞ!あたしも混ぜてくれ!!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

  • じいじ さん

     エッセイスト酒井順子が、ほのぼのしたエロティシズムを探求したエッセイである。実体験と綿密な取材跡が読み取れて、リアルかつ面白い。いくつか紹介しよう◆中学時代は鶴光のラジオ「オールナイトニッポン」のエロトークを音を絞って聴いていた◆電車で春画の本を読んでいて、急に飛び出す画の頁に慌てて栞でその部分を隠した◆遊廓と歌舞伎の関係の話、初めて鑑賞したストリップの話は、女性の鋭い観察眼に感心と笑いが…。エロい話も、酒井さんのの目を通過すると、ほんのり笑いが零れる話に変身は流石です。疲れを癒すには恰好の一冊です。

  • 優希 さん

    様々なエロについて語っていました。タイトル通り全編通してテーマはエロと言えますね。とはいえ、さらりと読めるのは明るさにあると思います。面白かったです。

  • takaC さん

    「実験人形ダミー・オスカー」!あぁ、懐かしいかな。タイトルに反して真面目系な書き物だった。

  • ぶんぶん さん

    【再読】あれ、このタイトル覚えがあるぞ、と思いながら借りて来た。 案の定、再読だ、でも、スケベ心でまた読んで見る。 良く書けてる女性ながら男性心理も想像して書いている。 そこはかとないエロス、隠したエロス、日本人しか判らない淫情、こんなところに感じるんだな、という処が伝わってくる。 スケベだけど露骨にエロに走らない、これが奥ゆかしいエロスなんだな、と昼下がりに堪能した。 暇つぶしに読むには最適かも、酒井譲の踏ん張りに乾杯!

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人物・団体紹介

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酒井順子

1966年東京生まれ。高校在学中より雑誌にコラムの執筆を始める。大学卒業後、広告会社勤務を経て執筆に専念。2003年、『負け犬の遠吠え』がベストセラーとなり、婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞。女性の生き方、古典、旅、文学など幅広く執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたも

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