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長江日記 ある女性独立運動家の回想録 大韓民国臨時政府の記憶

鄭靖和

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750349541
ISBN 10 : 4750349542
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 北に行く夜行列車/ 鴨緑江を越える/ 逮捕/ 一九二〇年代の上海/ 上海脱出/ 燃えあがる中国大陸/ 水の上の亡命政府/ 花灘渓の青き流れ/ 朝鮮義勇隊と光復軍/ 重慶の臨時政府の人びと/ 大陸を濡らした血と涙/ 日本の降伏/ 祖国へ向かう道/ 喜びと悲しみの地/ 民族は分裂し…/ 北から来た人/ 監獄生活/ 明け方の引越し荷造り

【著者紹介】
鄭靖和 : 1900年、ソウルに生まれる。11歳で大韓協会会長であった金嘉鎭の息子金毅漢と結婚。20歳のとき、先に中国・上海に亡命していた義父と夫のあとを追って上海へ亡命した。義父と夫に仕えながら、独立運動資金を募るために臨時政府密使として地下組織を通じて6回にわたって朝鮮に潜入した。1932年臨時政府要人たちと共に上海を脱出、以後1945年に重慶で祖国の解放を迎えるまで13年間、中国の浙江省・江西省・湖南省・四川省の各地を転々とする。その間も、臨時政府要人の世話をしながら、韓国国民党や光復軍創建に関与し、公私ともに臨時政府を支えた。解放後の翌年1946年にようやく難民として祖国に帰還。しかし、南北分断と朝鮮戦争に巻き込まれ、夫が北朝鮮に連れ去られたばかりか、彼女も戦時戒厳下の附逆(国家反逆)罪で投獄された。その後、祖国とみずからが辿った100年近い苦難の歳月のすべてを書き残すと、1991年に生涯を閉じた

姜信子 : 1961年、神奈川県生まれ。著書・編著多数。2017年、『声 千年先に届くほどに』で鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • BLACK無糖好き

    大韓民国臨時政府を支えた一人の女性(鄭靖和)の回想録。臨時政府の内実が女性ならではの視点で描かれるところが特徴。中でも注目したのは金九のパーソナリティ、何かと問題を起こす安重根の弟の安恭根に対し「真人間になれ」と諭すエピソードなどは興味深い、安重根の姪が金九の長男の嫁という背景もあったようだ。日中戦争の拡大によって、臨時政府も上海を追われて中国大陸を彷徨い続ける、中共の長征を思い起こさせた。◇臨時政府は他国の承認を得られなかったが、海外の亡命者全体への求心力を欠いたのが一つの要因と著者も認めている。

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