ノーベル文学賞のすべて

都甲幸治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784845636556
ISBN 10 : 4845636557
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
244p;19

内容詳細

目次 : ■まえがき 読書とは友人を作ること / ■ノーベル文学賞とは何か / 生みの親、アルフレド・ノーベル / ノーベル文学賞の選考プロセス / 五十年を経て明かされる選考の舞台裏 / 日本人初受賞と外務省の関係 / 極秘調査と幻になった日本人同時受賞 / なぜ谷崎潤一郎はノーベル文学賞を獲れなかったのか / ノーベル文学賞と「若さ」 / ■専門家が選ぶおすすめの受賞作家たち / 川端康成 / 大江健三郎 / カズオ・イシグロ / シェイマス・ヒーニー / オルハン・パムク / T・S・エリオット / トーマス・マン / アルベール・カミュ / アレクサンドル・ソルジェニーツィン / アーネスト・ヘミングウェイ / ガブリエル・ガルシア=マルケス / V・S・ナイポール / ジャン=ポール・サルトル / ウィリアム・フォークナー / アリス・マンロー / マリオ・バルガス=リョサ / J・M・クッツェー / トニ・モリスン / ラビンドラナート・タゴール / サミュエル・ベケット / ルイーズ・グリュック / ■候補に挙がったが受賞しなかった作家たち / 三島由紀夫 / 谷崎潤一郎 / ホルヘ・ルイス・ボルヘス / エズラ・パウンド / エルンスト・ユンガー / ウラジーミル・ナボコフ / アンドレ・ブルトン / ロバート・フロスト / ショーン・オケイシー / ■受賞が期待される作家たち / 村上春樹 / 多和田葉子 / グギ・ワ・ジオンゴ / マリーズ・コンデ / リュドミラ・ウリツカヤ / コルム・トビーン / ジョン・バンヴィル / マーガレット・アトウッド / ミシェル・ウエルベック / クラスナホルカイ・ラースロー / セサル・アイラ / アン・カーソン / イスマイル・カダレ / ミラン・クンデラ / ドン・デリーロ / ジェラルド・マーネイン / コーマック・マッカーシー / マリリン・ロビンソン / 残雪 / ジョージ・R・R・マーティン / ウラジーミル・ソローキン / アドニス / セース・ノーテボーム / ダーグ・ソールスター / ダーチャ・マライーニ / ナーダシュ・ペーテル / パスカル・キニャール / フアン・ガブリエル・バスケス / ミルチャ・カルタレスク / ヨン・フォッセ / ジョイス・キャロル・オーツ / 楊煉 / 余華 / ハン・ガン / 閣連科 / ヌルディン・ファラー / サルマン・ラシュディ / ハビエル・マリアス / ジャメイカ・キンケイド / エドナ・オブライエン / ■歴代受賞者一覧 / ■執筆者プロフィール

【著者紹介】
都甲幸治 : 1969年福岡県生まれ。翻訳家、早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Vakira さん

    最近ジョゼ・サラマーゴさんの本を読んだ。ジョゼさんはノーベル文学賞を受賞している。僕の読歴から誰がいるかなと思いを巡らすと、スタインベック、サルトル、ヘミングウェイ、フォークナー、ガルシア=マルケス、バリガス・リョサ、カズオ・イシグロはノーベル文学賞を受賞している。カミュさんも。Butカフカさんは受賞していない。最近気になる作家、アービングもマッカーシーも受賞していない。Why?どんな基準?って思い読順変更して読んでみた。まずは何故ノーベル賞が設立されたか。それは人類に対する、死の商人の償いであった。

  • ころこ さん

    以前『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち』から数年連続して従来の作家像ではないアレクシェーヴィッチやボブ・ディランを当てたことがありました。驚くと共にノーベル文学賞には明確に新たな指向があり、我々が普段文学といっているものとは違う文学観が選考の基準となっていると感じました。本書はそれがアップグレードされています。前著と同じく候補者のリストが掲載されており、今年の受賞者がここに載っているはずです。浩瀚いわれているように村上に加えて多和田葉子が入り、ソローキン、ウェルベック、それと中国の作家が増えています。

  • きゅー さん

    川端康成がノーベル文学賞を受賞するに至った舞台裏の話が非常に面白かった。外務省の関与や、留学生を偽装した極秘調査、日本人のノーベル文学賞に対する意識調査など、受賞から50年を経たからこそ明かされた当時の状況はまるで小説のようだった。その上で、都甲幸治の言う「ノーベル文学賞なんてしょせんお祭りなんだから、その程度と思って楽しんでしまえばいいのではないか」に首肯させられた。ノーベル文学書受賞者、候補者(と推察される方々)の作品紹介も参考になった。似たような本はいくつか出版されているが、その中では一番良かった。

  • 天晴草紙 さん

    240ページほどの本に大げさな題名だが、川端康成のノーベル賞受賞経緯とか三島由紀夫が異常に欲しがっていた話など意外と面白かった。各作家の紹介は玉石混交で、ページに余白が多いのはもったいない。せっかくなのだからしっかり書いてほしいものだ。受賞が期待される作家たちにジョージ・R・R・マーティンが挙げられているのに最近噂になったスティーヴン・キングがないのは残念。日本人作家は村上春樹と多和田葉子しかいないのだろうか。短歌や俳句から受賞者が出るのは百年後? 千年後?

  • たろーたん さん

    日本人でノーベル文学賞を受賞したのは川端康成と大江健三郎だけど、候補になったのは他にもいるらしい。谷崎潤一郎、三島由紀夫、西脇順三郎、賀川豊彦、井上靖がそれだ。個人的に割腹自殺の三島由紀夫と変態の谷崎潤一郎がノーベル賞候補だったことに驚きを隠せない。これを機に、ノーベル賞候補だった人の小説も読んでみようかな。あと、個人的にサミュエル・ベケット、カミュ、ヘルマン・ヘッセ、バードランド・ラッセルがノーベル文学賞を取ってたのは驚きだった。知らなかった…。

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