ズッコケ結婚相談所 ポプラ社文庫

那須正幹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591035856
ISBN 10 : 4591035859
フォーマット
出版社
発行年月
1990年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,222p

内容詳細

ズッコケ三人組のモーちゃんのお母さんが再婚。ひとり悩む友に、ハチベエとハカセは友情の手をさしのべるが…。〈受賞情報〉日本児童文学者協会賞特別賞(第45回)

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読書メーターレビュー

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  • qwer0987 さん

    子供の頃読んだ時は微妙と思ったけど、ふしぎと本書は今でも記憶に残る作品だった。再読してみて記憶に残るのも納得の素晴らしい作品と感じた。親の再婚を巡る話だが、モーちゃんが母親の再婚に賛成しきれない気持ちもわかるし、実父一家のあまりに素っ気ない態度や母親の事実にショックを受ける気持ちもわかる。だがその経験からモーちゃんは自分なりの結論を出せたし、母親にも本音を話せている。そしてそうできたのもハチベエとハカセの友情があったからだろう。大人の事情を描きながらも、子供の自己決定と友情を描き上げる。児童文学の佳品だ

  • 押さない さん

    母子家庭のモーちゃんのお母さんに再婚相手が…?!ズッコケシリーズではかなり精神年齢の高いテーマ。父親って何?家族になるって何だろう?どうして離婚したの?納得するために父親の元へ会いに行く。父親にとってモーちゃんは過去であり気まずい空気がリアル。明かされる思いがけない離婚原因。けれどそんな時にも隣にはハカセとハチベエがいる安心感。食いしん坊のんびり屋の印象のモーちゃんが、受け止めて出した「個人と家族」の答えに肩を叩いてあげたくなります。大人になって読むとまた味わい深い作品です。

  • ダイアナ さん

    モーちゃんの母親が再婚!?生まれながらに父親がいないモーちゃん、急に父親が出来ると言われても…そこで離婚して今は離れて暮らしている父親に会いに三人組は東京へ。両親が揃っているハチベエ、ハカセにはイマイチ、モーちゃんの気持ちが分からない。それでも悩みを解決するべく行動を共にしているあたりはさすが親友といった感じ。果たしてモーちゃん一家がくだす決断とは…。大人になってから読むと深いもののある一作。

  • みい⇔みさまる@この世の悪であれ さん

    ☆×3.0…これはちょっとお勧めはできない作品かも。理由は結構大人な内容を扱っているから。最初は普通の展開をたどるけれども途中モーちゃんの相談が入ってからはがらりと変わります。ちなみになぜ母子家庭かの理由は一応サラリと書かれていますがその前からも実は察することが可能なのです。そんなもん真実言えないわ。真実じゃない理由も理由部分は私当事者(被害者側)だから笑えないのね。

  • せあと さん

    冒険ものでもないし、3人組が大活躍ってわけでもないから小学生の時にはあまり好きにはならなかった1冊。おっさんになってから読むと染みる。

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人物・団体紹介

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那須正幹

広島県生まれ。児童書の大ベストセラー「ズッコケ三人組」シリーズ全50巻(日本児童文学者協会賞特別賞/ポプラ社)をはじめ、200冊以上の本を執筆。主な作品に『絵で読む広島の原爆』(産経児童出版文化賞/福音館書店)『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』(野間児童文芸賞/ポプラ社)など。JXT

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