マンゴスチンの恋人

遠野りりこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093863087
ISBN 10 : 4093863083
フォーマット
出版社
発行年月
2011年09月
日本
追加情報
:
258

内容詳細

「あんたたちの好きやかわいいは薄っぺらいんだよ」。多感な青春期に心は揺れ傷つきながらも、人を好きにならずにはいられない、セクシャルマイノリティの男女のそれぞれの恋を描く。〈受賞情報〉小学館文庫小説賞(第12回)

【著者紹介】
遠野りりこ : 1975年、東京生まれ。2008年、「朝顔の朝」で第3回ダ・ヴィンチ文学賞読者賞を受賞、『朝に咲くまでそこにいて』(同作品改題)でデビュー。2011年、『マンゴスチンの恋人』で第12回小学館文庫小説賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あつひめ さん

    高校生ね〜。何にでも興味があって怖いもの知らずのような態度で居て…実は心の中はビクビクなんだと遠い昔の自分を思い返した。人を傷つけないための嘘なんて、あの頃は考えたこともなかった。自分の身を守るので精一杯だったから。人の心と身体の不思議。人の感情は、人格には関係無いと初めてセクシャルマイノリティについて考えた気がする。読書っていろんな問題や人の抱えたもの、日常では携わらないような事を考えるきっかけを作ってくれる。人を好きになる感情は大事にしてほしい。でも、それは決して楽しいことばかりではないけど。

  • 美羽と花雲のハナシ さん

    セクシャルマイノリティに関わる話。異性愛者と同じように同性愛者もごく普通な事なのだ。植物界では、性別を超え生殖したり、種を残さず散ったりする。人間は性別や常識に囚われ過ぎている故、同性愛などに偏見の目を向け、排他的になる傾向がある。この物語はそのテーマと同時に高校生同士の恋愛も描いている。理由なき苛立ちや、クラスの人間関係での打算、恋愛での焦りなど心理描写が特に秀逸だ。この話での脇役を他の章では主人公としてスポットを当て、再後まで読み通すと様々な所で繋がり、全体像が見えてくる凄く面白い構成となっている。

  • takaC さん

    「天泣」でいいのかな。そういう方々はそんなに多いのね。意外でした。

  • そのぼん さん

    セクシャルマイナリティーについてのお話し。この作品を読むまでこの言葉については詳しく知らなかったので、勉強になりました。作品の性質上、同性愛やインターセックスの話も出てきますが、くどくないのでこの手の話が苦手な人でもチャレンジ出来そうな作品だと思いました。

  • うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同) さん

    恋愛に積極的になれない少女の話「マンゴスチンの恋人」。容姿端麗で周りからチヤホヤされているけど・・「テンナンショウの告白」。軽率な行動が大きな災いを招いた「ブラックサレナの守人」。彼女を裏切って結婚した元恋人との話。「ヒガンバナの記憶」連作短編集全4話。「テンナンショウ」の話が一番好き。二人の関係がこれからどうなるのかは分かりませんが、見守っていきたいなと思いました。カタツムリの繁殖の話はショッキングでした。初めて読んだ作家さんでしたが、非常に読みやすかったです。他の著書も読んでみたい。★★★★

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遠野りりこ

1975年、東京生まれ。2008年に「朝顔の朝」で第三回ダ・ヴィンチ文学賞読者賞を受賞、同年『朝に咲くまでそこにいて』(同作品改題)でデビュー。2011年、『マンゴスチンの恋人』で第十二回小学館文庫小説賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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