一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ 新潮文庫

遠野なぎこ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101204260
ISBN 10 : 4101204268
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
237p;16

内容詳細

18歳で私を身ごもった母。「お前は醜い」と私に言い続けた母。育児を放棄し不倫に走る母…。そんな母に認められたくて子役の仕事を始めた私は、やがて女優「遠野なぎこ」になった。思春期を迎え、増える体重に悩む私に悪魔がささやく。「吐けばいいのよ」。悪魔は母の顔をしていた―。摂食障害に苦しみ、愛情を求めてさまよった壮絶な体験を綴る。圧倒的共感を呼んだ自伝的小説。

【著者紹介】
遠野なぎこ : 1979(昭和54)年、東京都生れ。女優。’99(平成11)年、連続テレビ小説「すずらん」(NHK)でヒロイン・常盤萌役に起用され、実直な女性像を伸びやかに演じ評判となる。2001年、映画「日本の黒い夏―冤罪」で日本映画批評家協会新人賞を受賞。その後、映画・TV・舞台等で幅広く活躍。’13年、母親との確執を告白した自伝的小説『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ほのぼの さん

    実母なのにこんなひどい親がいるのかと驚愕。生まれた環境から子どもは逃れることができないからかわいそうだ。そんな親ならいないほうがよっぽど幸せだったろう。毒親のために親に認められようとする姿が痛ましい。この本を書くことも親からの呪縛を解くかての一つになったような感じが伝わりました。また同じように悩んでいる人に力を与える本だと思いました。今まで苦労した分幸せになってほしいと思います。

  • ridia さん

    悲鳴のような文章。 文字から涙や血が見えるよう。 被虐待児だった著者は、明けても暮れても母をおもう。 殺してやりたいほど憎みながら、それでも愛してほしがっている。

  • ずぅ さん

    壮絶な人生を歩んできた人なんだな、というのが感想。私の母は、結婚しても母になりきれなかった。その境遇にすごく重なる部分が多くて苦しいけど、乗り越えられるんだ、って思えた。 「親孝行とは、親に愛された子どもだけの特権である」これはほんとに共感。でも会社で母と同年代の上司たちにはまるで親孝行は義務みたいな押し付けしてくるからかったるい。 憎くて憎くて仕方ない母親と似てきてしまっている自分と、いくら大人になっても認めてもらいたいという気持ち。吐きそうになるくらい認めたくない

  • みい さん

    他人から見たらあり得ないほどひどい親でも、子どもにとったらただ一人の親。その親しか知らないから、なにも疑わない。愛してほしいと願い、愛してくれないのは自分が悪いからと責める。虐待の悲しさはここだ。こんなつらい思いをしている人たちがすぐそばにいるのかも知れない。もし語ってくれる人がいれば私はじっと聴くことにしよう。少し生きる力を得られる人がいるかもしれない。なぎこさんのように。

  • totoroemon さん

    呪縛から早く逃れられるように。

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