古代メソポタミア飯 ギルガメシュ叙事詩と最古のレシピ

遠藤雅司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784479393566
ISBN 10 : 4479393560
フォーマット
出版社
発行年月
2020年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
192p;21

内容詳細

神々に捧げた羊の香草焼き、古代の王が食べた豆のリゾット、太陽神が雨のように降らせた焼き菓子クック…自宅でつくれる古代メシ!4千年前の粘土板に刻まれし「最古の料理」と「最古の文学」を現代によみがえらせたレシピ28品&謎とき歴史エッセイ。

目次 : 第1章 『ギルガメシュ叙事詩』12の書板の物語(ギルガメシュとエンキドゥ/ ウルクでの激突/ エ・ガル・マハ神殿の護符 ほか)/ 第2章 物語の舞台―都市と旅の軌跡(始まりと終わりの町ウルク/ 母リマト・ニンスンの住む町イシン/ イシンから香柏の森までの道のり ほか)/ 第3章 古代メソポタミア料理の世界(無発酵パン 古代の持ち運び用お弁当パン―クサープ/ 無発酵パン ギルガメシュに焼いた長ネギのミルフィーユパン―セベトゥ/ 発酵パン 麦酒の女神に捧げるビールパン―バッピル ほか)

【著者紹介】
遠藤雅司 : 歴史料理研究家。世界各国の歴史料理を再現するプロジェクト「音食紀行」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 雪紫 さん

    本の説明が想像より当時の状況に踏み込んでて(!)かなりガチ具合が凄い。ただ、現代人が美味しそう、というには首を捻るが当時の人達にとってはこれが日常。・・・当時の状況で食べてみれば見た時に抱いた感情も変わるのかな?

  • たまきら さん

    うわあ、なにこれ!面白~い!ギルガメシュ叙事詩ってなが〜い印象でしかありませんでしたが、すごくわかりやすくまとめてあります。そして後半のレシピと、そのレシピの元となった楔形文字のイメージにのけぞりました。ムーをはじめ、飲み物のレシピにもうっとり。音食紀行かあ…覗いてみよう!

  • canacona さん

    単なる面白レシピ集かと思ったら、前半はギルガメシュ叙事詩。これが予想外に面白かった。毎度思うけど、どこの神様も自由で残酷できまぐれ。ギルガメシュもなかなかの俺様っぷりで、エンキドゥは生まれる原因も死ぬ原因も人生そのものもギルガメシュに振り回されてる。半身みたいなものだけど、報われないなと思ってしまった😅肝心のレシピは、スパイスの利いたシンプルな料理だけど、思ってたよりも、牛乳やチーズ、ビールやイーストなど、食材が多彩で食が豊か。ただ、レシピの元になった書板を見ると、作者の想像力が大半を占めてると思う😁

  • りー さん

    池袋の古代オリエント博物館の企画「ギルガメシュとエンキドゥの食卓」に筆者が参画したことから誕生した本。シュメール楔型文字の粘土板として発掘された人類最古のレシピをもっと豊かに紹介したい、という想いから、パン、出汁、主菜、副菜、お菓子、ドリンクに至るまで幅広く可能な限りの再現を試みています。セモリナ粉(デュラム小麦を粗挽きした粉)やブルグル(乾燥粗挽き小麦)など、馴染みのない食材も出てきますが、タマネギやニンニクなどネギ類をたくさん使っていたりして、味の予想がつきそう。最古のグルメ本を楽しみました。

  • tom さん

    図書館で拾う。ギルガメシュ叙事詩は、アニメの世界のものと思い込んでいた。でも、ほんとうは古代メソポタミアの英雄譚だった。そして、この物語は粘土板に楔形文字で書かれていた。発見された多数の粘土板には、当時の食材のリスト(王や神殿への献上品か)や調理法も書いてあった。それを頼りにして、料理を再現しましたという遊びの本がこれ。肉料理、魚料理、何種類ものパン、ハチミツとデーツと干しリンゴとザクロを使ったフルーツケーキなどなど。3000年も4000年も昔の料理なのかと、ちょっと想像力が膨らんでしまったのでした。

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遠藤雅司

音食紀行。歴史料理研究家。2013年から世界各国の歴史料理を再現するプロジェクト「音食紀行」をスタートさせ、実食イベントやレストランとのコラボレーション、テレビ番組への料理提供などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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