卑弥呼誕生 彼女は本当に女王だったのか? 歴史新書y

遠山美都男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784862487636
ISBN 10 : 4862487637
フォーマット
出版社
発行年月
2011年06月
日本
追加情報
:
18cm,222p

内容詳細

卑弥呼が女王だったことに全く疑いを持たなかった日本人。『魏志倭人伝』の冷静な史料批判からは、彼女が「女王」だった証拠は出てこない。古代の王位継承研究の立場から卑弥呼の実像に迫る。

【著者紹介】
遠山美都男 : 1957年東京都生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程中退。博士(史学)。現在、学習院大学、立教大学、日本大学非常勤講師。日本古代史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あすなろ さん

    卑弥呼を女性だとどうして決まっているのか?そんな疑問を呈し論じる一冊。とても知的好奇心をくすぐられた一冊。邪馬台国の位置探りに捕われ過ぎ・魏志倭人伝の成り立ち・ヒメミコと卑弥呼は実際は呼んだのでは?・中華思想からの想像等、僕にはなかなかであった。さて、卑弥呼は本当に後の征夷大将軍の様な所謂機関の呼称であったのだろうか?些か強引な箇所もあったとは思うが…

  • Koichiro Minematsu さん

    またまた面白い考察です。卑弥呼は人ではなく機関。その使命に応じたのは、二人の女性。二代目は名も分かっているが、初代は名前はわからない。共通しているのは巫女ということ。それに取って代わった機関が前方後円墳。いや、実に面白い。

  • 邑尾端子 さん

    卑弥呼は本当に女王だったのか、を再検討した一冊。具体的には、魏志倭人伝を信用ならない史料として切り捨てた上で、卑弥呼とは個人名ではなく卑弥呼職ともいうべき倭国の一機関に過ぎないという主張である。魏志倭人伝が過信できない史料であることは確かであろうし、当時の中国大陸の認識で「女王国=未開国の典型イメージ」であるとして記述を疑うのもわかるのだが、そこから「倭国の支配者が女王などありえない」という結論に至るまでの肝心の論拠が薄弱で、機関説を肯定する根拠も提示されていなかった。史料批判に終始した印象。

  • Junichi Kitazawa さん

    この人の本はこれまで面白く読んできただけど、今回のはかなり強引な解釈が目立って厳しかった。 例えばヒメヒコ制が存在していなかったってのを古墳の埋葬形態を根拠に主張しているのだけど、女性首長と言えるだけの墳墓があってもそれが軍事的な性格も帯びてたからヒメヒコ制のヒメでないとして却下してるので、かなり牽強付会の感が。 あと邪馬台国が畿内にあったという主張もしてるのだけど、具体的な根拠を示さないまま結論だけ。 正直、歴史の本としてはかなりいい加減な本だと思ったのでした。

  • 星菫 さん

    いまさらながら、史料の少なさ(しかも不正確?)を実感。著者の説はいろいろ面白いけれど、結局証明はできない。タイムマシーンが出来れば良いのに。

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遠山美都男

1957年(昭和32年)、東京都に生まれる。学習院大学文学部史学科卒業。同大学大学院に進み、博士号(史学)を取得。専攻、日本古代史。学習院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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