“音楽”という謎

近藤 譲(1947-)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784393934852
ISBN 10 : 4393934857
フォーマット
出版社
発行年月
2004年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
近藤譲 ,  
追加情報
:
219p;20

商品説明

『〈音楽〉という謎』
著者 近藤 譲[著]
著者略歴 1947年生まれ。作曲家。お茶の水女子大学教授。

現代において音楽創造は、いかなる意味をもつか。作曲家が語るアクチュアルな音楽本質論の試み。音楽という自明性の根拠をあらためて問い直し、文化的・時代的文脈のなかで音楽現象のありようを考察する。たとえば、芸術性という観点からみたとき、シューベルトの歌曲とビートルズの「イエスタデイ」とは、どこに差異があるのか、あるいはそうした発想は意味をなさないか。音楽を現代思想の地平において捉える16の視座。 四六判上製カバー装

内容詳細

目次 : 【問い】 / 1.音楽とは何か? / 2.シェーンベルクの夢 / 【価値】 / 3.音楽の機能と価値 / 4.「良い」音楽 / 【芸術音楽】 / 5.「芸術音楽」の来歴 / 6.シューベルトとビートルズの間 / 【表現・内容】 / 7.音楽という言語 / 8.音楽の感情表現 / 9.遠い国、遠い時代 / 10.描写 / 【形式】 / 11.無の豊饒 / 12.音楽の理解 / 【魔力と科学】 / 13.魔力 / 14.科学主義 / 15.知識と作曲 / 【エピローグ】 / 16.問い、再び

【著者紹介】
近藤譲 : 作曲家。1947年生まれ。東京芸術大学作曲科卒。ロックフェラー3世財団、ブリティッシュ・カウンシル等の招聘でニューヨーク、ロンドン等に滞在。内外の多くの国際音楽祭にテーマ作曲家として招かれ、また、欧米の様々な主要機関・演奏団体から作曲委嘱を受けている。作品は、オペラやオーケストラ曲から、室内楽、独奏曲、声楽曲、電子音楽までの広い範囲にわたって、百数十曲に及ぶ。それらの多くは、内外で頻繁に演奏され、CDに録音されている。ほぼ全作品の楽譜がイギリスのヨーク大学音楽出版局(UYMP)から、そして一部の作品が、ニューヨークのC.F.ピータース社から出版されている。エリザベト音楽大学教授を経て、現在、お茶の水女子大学文教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さえきかずひこ さん

    短いエッセイ風の論考集。示唆に満ちている。そして、問いに満ちている。著者の音楽哲学の一端を垣間見た気持ちになる、折にふれて読み返したい一冊。

  • 横丁の隠居 さん

    音楽の基本的な事柄についての哲学的論考だが現役の作曲家の著書であり、クラシック音楽に携るものにとってはわかりやすい。「多くの前衛作曲家達は、批評的思考が、作曲という行為の重要な一部分であると考えているようだ」とあってどきっとさせられるが、創作者かならずしも自作の分析なり理論を知っているわけではないという論旨でほっと胸をなでおろす(笑)。漱石も猫の中で東風に「…詩人はその他には何等の責任もないのです。註釈や訓義は学究のやる事で私共の方では頓と構いません」と言わせている。作曲家はそのスコアにのみ責任を持つ。

  • あだこ さん

    謎は解けずじまい

  • きぃ さん

    「音楽は決して脱神話化され得ない」……音楽哲学的な短いエッセー集。16章読んで、筆者は果たして音楽はそれ以外に源泉を持たない(翻訳されない)音楽固有の価値はあるのかについてどう考えてるのか気になったが……もっと筆者本人の考えがあると良かった

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