食べることは、生きること 世界一のてんぷらをあげる

近藤文夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344026858
ISBN 10 : 4344026853
フォーマット
出版社
発行年月
2014年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
183p;18

内容詳細

オバマ大統領の予約を断った理由、池波正太郎を虜にした味。ただこの道ひとすじ夢心を抱き、一途に向かう匠の真髄。心行くまで食べずして、何のための人生か。

目次 : 第1章 一途に向かう(食べることは、生きること。心行くまで食べずして、何のための人生か/ てんぷらは「音」で揚げる。聴こえるようになった素材の声 ほか)/ 第2章 未熟であることが大切(魂は細部に宿る。清潔なトイレと店員のちょっとした気遣い/ 100人いたら60人に好かれればいい。残りの4割がその人の個性になる ほか)/ 第3章 「ごちそうさま」が勲章(てんぷらの食べ方からわかった安倍首相のリーダー力/ パリの三ツ星シェフとでも、ひと言で通じ合える ほか)/ 第4章 うまいものはうまい(戦国時代に伝わった南蛮生まれのファストフード/ 春の味は大人の味。油は苦みを旨みに変える ほか)/ 付録 近藤のてんぷらはなぜうまいのか!?(近藤流・てんぷらの揚げ方 油っぽさも失敗もなし!/ 近藤流てんぷらのレシピ)

【著者紹介】
近藤文夫 : 1947年、東京生まれ。銀座「てんぷら近藤」店主。高校卒業後、「山の上ホテル」に就職し、和食部門「てんぷらと和食 山の上」で修業を積む。23歳のとき、和食部門の料理長に抜擢され、21年間勤めたのち、1991年に独立開業した。アスパラガスやさつまいもなど、それまではてんぷらにしようとは誰も考えなかった食材を天種として次々と定番にしていき、絶賛される。各界の著名人から愛される、押しも押されもせぬ和食の巨匠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • めしいらず さん

    池波正太郎も愛したあの「てんぷら近藤」店主のエッセイ。氏の言葉の端々から、温かで思い遣りに満ちた人柄が窺える。客の心配りはもちろん、店のスタッフへの気遣いも欠かさない。相手の望むところを、相手にそうと気付かせないで先回りして応える。ここでは心底寛いで食事を楽しめそう。巻末に添えられた天ぷらの揚げ方指南が、とても判りやすくて参考になった。天ぷらは「蒸し料理」なのだそう。

  • keroppi さん

    土曜日に「天ぷら近藤」に行って来ました。池波正太郎に愛され、オバマ大統領来日の時も予約のお客様を優先し会食を断ったとして名を上げたあのお店です。(それで「すきやばし次郎」になったらしいです。)素材を大切にした味に魅了され、さらにこの本を読んで、「天ぷら近藤」のことが好きになりました。目の前で見て、味わったあの天ぷらのことが惜しげもなくここに綴られていました。

  • 怜 さん

    あわてて剣客商売包丁暦を取り出したのである。料理人だけでなく、ひとと向き合う姿勢をあたりまえのことなのに学び直した

  • BEAN STARK さん

    てんぷらは「音」で揚げる。ピーンというピアノ線を弾いたような音が、引き上げどきを教えてくれる素材自身の声。料理人は自分の店に閉じこもって料理をしているだけでは成長できない。他の店で料理を食べて、どの接客なら居心地よく感じられるのかを身をもって体験する。

  • けん さん

    ★2.5

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