彭明敏 〓介石と闘った台湾人

近藤伸二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560098240
ISBN 10 : 4560098247
フォーマット
出版社
発行年月
2021年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
284p;20

内容詳細

1970年、世界をあっと言わせた海外脱出劇には、日本人と在日台湾人たちが深く関わっていた。被弾、亡命、そして総統選―。李登輝と同時代を生き、台湾民主化運動のシンボルと言われた人物の波瀾万丈の人生を貴重な証言と史料で再現した初の本格評伝。

目次 : 第1章 独裁政権に挑んだ闘い(日本で教育を受ける/ 将来を嘱望されたエリート/ 〓介石の神話を打ち崩す/ 「自救宣言」を作成/ あと一歩のところで逮捕)/ 第2章 抑圧と絶望に耐えて(政治犯としての獄中生活/ 軍事法廷での判決/ 明日なき自宅軟禁の日々/ 迫る「抹殺」の危機)/ 第3章 自由への逃避(命懸けの脱出計画/ 日本の支援者たち/ さらば祖国よ/ 衝撃と余波/ 謝聡敏を救った日本人)/ 第4章 再び台湾の地で(独立運動の精神的指導者/ 二二年ぶりの帰国/ 李登輝との友情と生き方の違い/ 見果てぬ夢)

【著者紹介】
近藤伸二 : 1956年神戸市生まれ。1979年神戸大学経済学部卒業、毎日新聞社入社。香港支局長、台北支局長、大阪本社経済部長、論説副委員長などを歴任。1994〜1995年、香港中文大学に留学。2014年追手門学院大学経済学部教授、2017年4月〜2021年3月同大学オーストラリア・アジア研究所長兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • マカロニ マカロン さん

    個人の感想です:B+。『流』(東野彰良)関連で、台湾の政治史について知りたいと思い読む。医師の家系のエリート層で日本へ進学、長崎で米軍機の銃撃で左腕を失い原爆投下に遭遇。戦後台湾へ戻り、蒋介石国民党の独裁政権下で1964年台湾独立を主張する「自救宣言」作成で逮捕、懲役刑。国際的な批判で釈放されるが、1970年亡命。1949年から38年続いた戒厳令が87年に解除され、92年帰国。96年、台湾初の総統直接選挙に民進党から出馬。一貫して台湾の民主化と独立を主張し、蒋介石からの弾圧、暗殺の危険にさらされていた

  • 三原城の守り人 さん

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