本格・結婚殺人事件 創元推理文庫

辻真先

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488405229
ISBN 10 : 4488405223
フォーマット
出版社
発行年月
2024年02月
日本
追加情報
:
400p;15

内容詳細

何らかの賞を獲ったら恋人の可能キリコへプロポーズすると、心に決めていた牧薩次。そんな中、文英社の短編ミステリの新人賞に薩次の作品が選ばれたと、新宿ゴールデン街の“蟻巣”で連絡を貰った可能キリコ。店の面々もお祝い騒ぎの中、当の薩次はどこか煮え切らない態度‥‥。しかし選考委員の三人が、一人は北海道のホテルのコテージで殺害され、一人は箱根近くで交通事故に、一人は行方不明に、と次々と不幸に見舞われる。新人賞の選考会をテーマに、薩次とキリコの結婚のエピソードを描く、シリーズ幻の長編を文庫化。

【著者紹介】
辻真先 : 1932年愛知県生まれ。名古屋大学卒。NHK勤務後、『鉄腕アトム』『サザエさん』『サイボーグ009』『デビルマン』『Dr.スランプ アラレちゃん』など、アニメや特撮の脚本家として幅広く活躍。72年『仮題・中学殺人事件』でミステリ作家としてデビュー。現在でもTVアニメ『名探偵コナン』の脚本を手掛けるほか、大学教授として後進の指導にあたっている。82年『アリスの国の殺人』が第35回日本推理作家協会賞を、2009年に牧薩次名義で刊行した『完全恋愛』が第9回本格ミステリ大賞を受賞。19年に第23回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 小梅さん。 さん

    キリコと薩次、ついに結婚?! 薩次(ポテト)が文学賞の大賞をとってのプロポーズ、やったー。 で、選考会の記録での大賞候補作が3本。 どれも選考委員には評価が芳しくないんだけど、どれがポテトの作品? 受賞者は当面明らかにしないというのも、なんなんだろう? 殺人に交通事故に失踪と、選考委員に災難が襲い掛かるし。 何がどうなってるんだか読むほどに混乱。 ポテトとキリコの熱々っぷりは読んでるこちらが照れるw 殺人のトリックは、いつものことながら思いつきもしなかった。

  • ドットジェピー さん

    面白かったです

  • Tatsuo Ohtaka さん

    スーパー&ポテトシリーズの長編が、四半世紀ぶりに待望の復刊。新設されたミステリ新人賞の選考委員の一人が殺され、一人が襲われる。結婚目前のキリコと薩次の推理は? 軽い文体に騙されそうだが、多重解決が見事だし、「あとがき」から始まる構成も凝っている。いいね!

  • はんく さん

    「仮題・中学殺人事件」で始まったスーパー・ポテトシリーズも四半世紀に渡って続きついに結婚にまでたどり着いた。初めて2人に会ったのは2人文字通り中学生だったのだから感慨無量。辻劇場の常連でないと「なんのこっちゃ」となりかねないが作中に懐かしい顔が次々登場して嬉しい。だがなぜかこのシリーズとなると初期3部作というのがなぜか悔しい。「SFドラマ殺人事件」「SLブーム殺人事件」「TVアニメ殺人事件」「宇宙戦艦富嶽殺人事件」がなぜ再刊されないのか。絶版にしておいて言い訳ない。創元推理文庫には期待してますよと言いたい

  • POO0308 さん

    キャラもの、メタ、犯人は〇〇、クロスオーバー、小説内小説などなど挙げればキリがないオンパレード。なのに男女の機微はモロ昭和。真先さんにしかない味わいです。

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辻真先

1932年愛知県生まれ。名古屋大学卒業。NHK勤務後、アニメや特撮の脚本家として幅広く活躍。72年『仮題・中学殺人事件』でミステリ作家としてデビュー。82年『アリスの国の殺人』が第35回日本推理作家協会賞、2009年に牧薩次名義で刊行した『完全恋愛』が第9回本格ミステリ大賞を受賞。19年に第23回日

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