時ひらく 文春文庫

辻村深月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167921675
ISBN 10 : 4167921677
フォーマット
出版社
発行年月
2024年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;16

内容詳細

350年の時を刻む老舗デパート『三越』

楽しいときも、悲しいときも
いつでも、むかえてくれる場所

物語の名手たちが奏でる6つのデパートアンソロジー
文庫オリジナル!

制服の採寸に訪れて感じたある予感。ライオンに跨る必勝祈願の言い伝えを試して見えたもの。老いた継母の買い物に付き合ってはぐれてしまった娘。命を宿した物たちが始めた会話。友達とプレゼントを買いに訪れて繋がった時間。亡くなった男が最後に買った土産。歴史あるデパートを舞台に、人気作家6人が紡ぐ心揺さぶる物語。
目次

「思い出エレベーター」辻村深月
階下を見下ろしている泣きそうな顔の子どもがもし、いたら。

「Have a nice day!」伊坂幸太郎
三越のライオン、知ってる? あれに跨ると夢が叶うんだって。

「雨あがりに」阿川佐和子
三越でしか買い物をしないなんて、どこかのお嬢様のすることだ。

「アニバーサリー」恩田陸
ざわざわするというか、ウキウキするというか。

「七階から愛をこめて」柚木麻子
私の本当の願いはね。これから先の未来を見ることなの。

「重命(かさな)る」東野圭吾
草薙は思わず声をあげて笑った。「いいねえ、湯川教授の人生相談か」

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    老舗デパート『三越』日本橋本店に行ったことなどないけれど、この包装紙は知っている。ロゴはやなせたかしさんということも何かで聞いたことがある。それはさておき、そうそうたる作家6名のアンソロジーを楽しく読んだ。それぞれに三越がちゃんと?堂々と?存在していた。350年ですって(!(驚)元々は「三井越後屋」という呉服屋さんですよね?『時ひらく』というタイトルが素敵だ。

  • 馨 さん

    好きな作家さんだらけのアンソロジーだったので購入。三越にまつわる話でした。伊坂幸太郎さんの『Have a nice day!』が一番好きです。三越のライオンくんにまたがりたくなります。

  • hiace9000 さん

    1673年の創業以来350年、「日本橋三越」の重ね経た歴史が織りなす人気作家アンソロジー。短編紙幅で作品自体に説得力を持たせ、伏線配置と回収までを見事にしてのける手腕はさすが!の一言。中でも最も荒唐無稽なストーリーながら、長編でお馴染みの心地よい没入感で、見事に独自の世界観を堪能させてくれる伊坂作品は、もう圧巻。読後、自身未踏の三越日本橋店をネットで訪問。なるほど…これならこんな作品生まれること、さもありなんと納得。トリを飾る最終話、東野作品にはとっておきの湯川教授が登場。その編集まで、じつに素晴らしい。

  • みかん🍊 さん

    豪華作家陣の三越に纏わる短編集、どれも面白かった、三越350年の記念出版らしく、流石老舗百貨店だけあって歴史があると不思議な出来事が生まれる、ライオン像や天女。特別食堂、パイプオルガンがキーワードとなり時ひらく物語、どれも不思議でほっこりする話が多かった、最後の東野さんは教授となった湯川先生が出てきたのも楽しいがいつになったら三越が出てくるのと思ったらそこか、伊坂さんのはスケールの大きな作品だが舞台は日本橋三越でなく仙台だった、ライオン像に跨がると夢が叶うという伝説があるとは知らなかった。

  • チーママ さん

    私が子供の頃の百貨店の呼び名はデパート。デパートは、よそ行きの服を着て買い物をして、レストランでお子様ランチを食べたあと、屋上の遊園地で遊ぶ、まるでテーマパークのようなトキメキを感じる場所だった。短編集の舞台は創業350年の歴史を誇る三越百貨店。日本橋本店は数えるほどしか行っていないが、あの天女像を初めて見たときの衝撃は今も忘れられない。伊坂節炸裂の「Have a nice day!」は、二人の女子のやり取りに大笑い。とても面白かった。「雨あがりに」は、義母と娘の心の距離が近づく話でホッコリした。

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