噛みあわない会話と、ある過去について

辻村深月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065118252
ISBN 10 : 4065118255
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
追加情報
:
206p;20

内容詳細

怒りは消えない。それでいい。あのころ言葉にできなかった悔しさを、辻村深月は知っている。共感度100%!切れ味鋭い傑作短編集。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    辻村深月は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。イタい過去を引き摺る人々の少しホラーな短編集、頁数の割にはずっしりと心に澱が残ります。息詰り感、ゾッと感の畳み掛けが見事でした。オススメは、『早穂とゆかり』です。

  • ウッディ さん

    あの頃、何気なく放った言葉、取った態度で傷ついた人がいる。そんな自分の行動を今になって、突きつけられる4つの物語。どれも胸に刺さった。良い奴だけど、恋人にはならないそんな男友達の結婚を描いた「ナベちゃんのヨメ」もさることながら、アイドルになった元教え子から、強烈な反撃を受ける「パッとしない子」は辛すぎる話だけど、頁をめくる手が止められない。旬の作家、辻村さんらしい中身の濃い短編集でした。都合よく美化されている自分の思い出の片隅で、傷ついていた同級生がいたかもと、胸に手を当ててしまいました。面白かったです。

  • 風眠 さん

    何気ない言葉や態度が、誰かを傷つけてしまう事ってあると思う。「え?私そんなことした?」やった側はそんな程度でも、やられた側にとってみたら大きな大きな傷なのに。捉え方の違い?悪気がなかった?本当にそう?そう思い込んでいるだけじゃないの?本当は、悪気、あったよね?自分に都合よく記憶してるだけなんじゃない?そんな問いが私の中でぐるぐる回る。人を見下す気持ち、見下される気持ち、私はどちらもわかる。登場人物の誰の目線で読むかによって、見える世界が変わり、自分の心の中身を突きつけられる短篇集。まるで心理テストのよう。

  • ケンイチミズバ さん

    自分の学生時代は嫌いな教師ばかりだった。今対面して話をする機会があればどうだまいったか?あんたなんか足下にも及ばないくらい偉くなりましたよ。お陰様でと言ってしまうかもしれない。国民的アイドルになってしまい、あまりのビッグネームの佑が番組の収録で母校を訪ねて来た。少年時代の印象が薄く、それほど関心があったわけではないことから当たり障りなく当時は目立たない子だったと口にしてしまった。食い違う記憶、お互いの言い分がすれ違うが相手は自分が足元にも及ばないスターだ。過去のことだし、今更とは思うものの苦々しいラスト。

  • bunmei さん

    辻村深月の最新作、今回4編からなる短編集。そのうちの『ママはは』は『宮辻薬東宮』にも収められた作品でした。題名の通り、自分の思いとは全く噛み合わない相手の過去についての会話をテーマとして、その会話の中に潜む怒りや執念には、背筋が凍り付くようなホラー的な感覚さえ感じてきます。自分にしたら、大して意識した言動でなくても、それによって相手の心は大きく傷つき、トラウマとなることは、もしかしたら誰にもあることなのかもしれない。人の心の闇をさらけ出すような、痛い表現をここまで描けるのが、辻村さんの凄さなのでしょう。

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人物・団体紹介

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辻村深月

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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