忘れじのK はじまりの生誕節 集英社オレンジ文庫

辻村七子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784086804233
ISBN 10 : 4086804239
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
追加情報
:
231p;15

内容詳細

ダンピールとは、人間から吸血鬼へと変わる過渡期にある生物のこと。
空を飛び、怪力を発揮し、人々の心の闇から生まれる不定形の黒いもや『テネブレ』を食べ、命を繋ぐ。そして果てしなく長い命を持つ、人の形をした人ではない生き物だ。
アメリカの医学部を中退したガブリエーレは、故郷フィレンツェで知り合ったダンピール「K」と共に過ごすため、見届け人であるニポーテとなる決心をした。
だがそれは無条件にとはいかず、適性を審査するためにバチカンからひとりの神父が派遣されてきた。
バシリスと名乗ったその神父は陽気な太鼓腹の中年男だったが、折しもフィレンツェでは、強烈な突風が何度も発生しており、Kたちはそれにテネブレの気配を感じていたのだが……?

【著者紹介】
辻村七子 : 神奈川県出身。『時泥棒と椿姫の夢』で2014年度ロマン大賞受賞。受賞作を改題・加筆改稿した『螺旋時空のラビリンス』で文庫デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • カナン さん

    続編。お助けキャラポールのまさかの姿に笑ってしまった。連れて歩けば目立つねガビー。寿命が短い一般人と、長過ぎる非現実的存在が育てようとしている絆は、果たして何時まで千切られず有効でいられるだろう。取り敢えず今はこれが最後のナターレなんて信じてないよ。国が離れても時差があっても二人には約束が腕に残っているから問題ないよ。すべきことをする為に一度重ねた手を互いの手で離すだけ。光はある。未来は此処から作れる。だからすぐに戻るよ我が最愛の友よ。あと最後に、先にペコリーノの味を忘れてくれるな、不器用なイプシロンよ。

  • よっち さん

    故郷フィレンツェで知り合ったダンピール「K」と共に過ごすため、見届け人ニポーテとなる決心をしたガブリエーレ。その適性審査のためにバチカンから神父が派遣される第二弾。ガブリエーレを見極めるためにやってきた陽気な太鼓腹の中年男の神父・バシリス。フィレンツェでたびたび発生する強烈な突風に感じるテネブレの気配。相手を思う気持ちがうまく噛み合わない二人の育まれていく絆を感じる展開でしたけど、今回の件を通じてようやくガブリエーレの進むべき道も見えてきましたかね。描かれるそれぞれの関係もなかなか興味深くて、続巻に期待。

  • きょん さん

    ニポーテ候補ガビーの審査にバチカンから神父がやってくる。このバシリス神父が中々曲者だけど、ラストの彼のパートナーとの会話を読むと彼もまたダンピールの存在を大事に思う一人であることが分かってほろっと来た。次はガビーの医学部復帰までのお話かな?

  • punto さん

    早くもかなりのお気に入りになってきたこのシリーズ。二巻目も非常に良かったです。きりがいいけどここで終わりとか言わないよね?コロナ前の最後の夏に仕事で行ったフィレンツェ。2年海外に行けないだけで辛いというのに、百年単位で故郷に帰れない辛さは想像を絶する。早くKが救われるところが見たいけどシリーズは続けてほしいので、悩ましいところですね。

  • tora さん

    まあ色々面白かったのですが、最後のほうになって、「愛されマシュマロボディ」おじさんに全部持っていかれた気がします。愛されマシュマロボディおじさん、また出てきてほしいな…

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辻村七子

9月24日生まれ。神奈川県出身。『時泥棒と椿姫の夢』で2014年度ロマン大賞受賞。受賞作を改題・加筆改稿した『螺旋時空のラビリンス』で文庫デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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