よみがえる昭和天皇 御製で読み解く87年 文春新書

辺見じゅん

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166608454
ISBN 10 : 4166608452
フォーマット
出版社
発行年月
2012年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
238p 18cm

内容詳細

昭和天皇が遺した一万首とされる御製には、戦乱から繁栄へと変化を遂げた時代の色が、そして波瀾に満ちた天皇自身の人生が投影されている。昭和史に精通した作家と歌人が、百七十首余を徹底討論。昭和天皇の新たな実像が浮かび上がる。

目次 : 第1章 若き摂政宮の時代―大正年間/ 第2章 軍部の台頭―昭和初年代/ 第3章 いくさの時代へ―昭和十年代から敗戦まで/ 第4章 主権回復への道のり―昭和二十年代/ 第5章 高度成長と皇太子のご成婚―昭和三十〜四十年代/ 第6章 大いなる昭和の終焉―昭和五十〜六十年代

【著者紹介】
辺見じゅん : 1939年、富山県生まれ。早稲田大学文学部卒。歌人・ノンフィクション作家。『男たちの大和』で新田次郎文学賞、歌集『闇の祝祭』で現代短歌女流賞、『収容所から来た遺書』で大宅壮一ノンフィクション賞・講談社ノンフィクション賞の各賞を受賞する。弦短歌会主宰。2011年9月、急逝

保阪正康 : 1939年、札幌市生まれ。同志社大学文学部卒。ノンフィクション作家。個人誌「昭和史講座」を主宰して数多くの歴史の証人を取材、昭和史研究の第一人者として2004年、菊池寛賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    御製を見て昭和天皇の当時の考えを考察していくという方法で二人の著者が読み進めるスタイルだったが、昭和天皇はそこまで踏み込んだことを詩に詠んでるんだなというのが感想。著者の一人の辺見じゅん氏が出版されたころにお亡くなりになったそうでご冥福をお祈りいたします。

  • rinrinkimkim さん

    現人神から人間宣言遊ばされたそのお人柄があふれる1冊。リニアに乗った時の一首「リニアモーターカーに初めて乗りぬ。やや浮きて速さは判らねど心地よきなり」がお茶目で。あと沖縄への旅の無念を詠んだ「思わざる病となりぬ沖縄をたづねて果たさむ勤めありしを」は6月になると必ず思ひ出します。本書は手元に残したい1冊であります。辺見さんが角川書店の兄妹とは存じませんでした。顔似てるわ。

  • kunchan さん

    辺見じゅん、保坂正康「よみがえる昭和天皇〜御製で読み解く87年」読了。昭和天皇の御製を年代順にひもとき、陛下の当時の心境(大御心)を畏れ多くも推察する。人としての昭和天皇と偉大なる君主としての昭和天皇が見事に浮かび上がります。宮廷ぶりというのか分かりませんが、一天万乗の立場でないと絶対に読めない歌の数々は見事。上から目線なのに純真で真直ぐ…というか(不敬かしら)。御製にこそ本心と本質が顕れる。the greatです。

  • 残心 さん

    常に激動の時代の矢面に立っていた天皇のお歌は、以外にも素直で分かりやすいものであった。 公害という言葉がまだない高度成長期の頃にもう、自然破壊のことを歌に詠んでいたりと鋭い観察眼があった一方で、「迷惑がかかる」として思ったことを表に出せないことも多かったようで、常に国民を気遣っていた方であったようだ。

  • 真空 さん

    昭和天皇が詠んだ和歌から、昭和天皇の本音やお人柄について考える。後半生の伸びやかで力の抜けたものが、やはり好きだ。戦中から戦後すぐ辺りは、やはり暗いし。

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人物・団体紹介

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辺見じゅん

富山県に生まれる。早稲田大学文学部卒業。作家・歌人として活躍。主な著書に、『呪われたシルク・ロード』『男たちの大和』(第3回新田次郎文学賞受賞)『昭和の遺書』歌集『闇の祝祭』(第12回現代短歌女流賞受賞)『収容所から来た遺書』(第21回大宅壮一ノンフィクション賞・第11回講談社ノンフィクション賞受賞

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