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インド史 南アジアの歴史と文化 角川ソフィア文庫

辛島昇

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041118504
ISBN 10 : 4041118506
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
辛島昇 ,  

Content Description

多様な民族、言語、宗教を広大な大地に包摂し、豊かな文化を築いてきたインド。古代インダス文明の萌芽と神話の成熟。今もインド社会を支配するカースト制度の成立。仏教の誕生、イスラーム王朝の乱立。そして西欧列強による植民地化への長い抵抗の歴史を経て、国家としての独立を勝ち獲るまで、争いに満ちた激動の時代を辿る。5000年にわたる悠久の歴史を南アジア研究の大家が描く、礎としての一冊。

目次 : 諸民族の来住とインダス文明/ アーリヤ民族の進出/ 仏教とマウリヤ朝/ クシャーナ朝と南インドの発展/ グプタ朝とヒンドゥー文化/ ラージプート諸国家とチョーラ朝/ イスラーム政権の出現/ ムガル帝国の発展とヴィジャヤナガル王国/ マラーターの台頭とムガル帝国の瓦解/ ヨーロッパ諸勢力の進出/ イギリス植民地支配と「インド大反乱」/ 国民会議派の出現/ ガンディーの登場/ 分離と独立/ 新しい秩序の模索

【著者紹介】
辛島昇 : 1933年生まれ。東京大学名誉教授、大正大学名誉教授、日本南アジア学会理事長、日本学術会議会員などを歴任。福岡アジア文化賞、日本学士院賞など受賞多数。2007年文化功労者に選出、2013年パドマ・シュリ勲章受章。2015年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 原玉幸子

    歴史的な、特に古代から中世に掛けて名前も聞いたことのない王朝や、多くの宗教の変遷が全く頭に入って来ず、自分に呆れました。タージマハル=イスラム文化のムガル帝国や、アンベードカルの仏教との、単語程度の断片的な知識しかない私には、時系列的・体系的には把握出来ず、本書は「タイパ」の悪い選書ミス(この歳で学術的アプローチは間違い!)でした。著者が言う「現在に至っては、言語民族・カースト・経済階層に分断されているインドを統一する原理は何なのか(宗教なのか?)」を手掛かりに、いつか再チャレンジ。(◎2022年・春)

  • Hiroshi

    インド・パキスタン・バングラデシュ・スリランカ・ネパールの歴史の本。インド亜大陸は多言語であり、実際に大陸には数百の言語があると言われる。語族としては、@オーストロ・アジア語、Aシナ・チベット語、Bドラヴィダ語、Cインド・ヨーロッパ語に分かれる。紀元前3〜4千年前に@の民族がインドの各地に居住。Aは数千年前に低地のガンジス川流域に進出。前4千年頃にBがインド北西部に進出。インダス文明の担い手となるが、前18百年に衰退してインド大陸に進出。@Aを辺境に追いやる。前15百年にCが西北インドに進出して支配層に。

  • nizi

    インドの通史が知りたくて読んだ。なんか教科書っぽいなと思っていたら、元々放送大学で使われていたものらしい。枠組みは理解できたので、今度は物語性が強いものを読んでみたい。

  • kanaoka 58

    文庫本にも関わらず、相当量の情報が詰め込められています。このため、どうしても個々の内容的には浅くなってしまうのは止む得ないと思います。 インド諸宗教の変遷、南部ドラヴィダ系と北部アーリア系の異なる歴史の変遷を俯瞰することができます。

  • サタイン

    インド史のもう少し詳しい話が読みたくて読んでいたが結構読む時間がかかりすぎて結構最初の方忘れてしまった。残念。

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