「東北」再生 その土地をはじまりの場所へ

赤坂憲雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784781606538
ISBN 10 : 4781606539
フォーマット
発行年月
2011年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,141p

内容詳細

東日本大震災について、2011年5月1日に行われた赤坂憲雄・小熊英二・山内明美による鼎談をはじめ、「インパクション」第180号所収の「南三陸〈感情島〉」を大幅に改稿した論考などを掲載。

【著者紹介】
赤坂憲雄 : 1953年東京都生まれ。専攻は民俗学・日本思想史。学習院大学教授。福島県立博物館館長。1999年『東北学』を創刊。2011年4月、東日本大震災復興構想会議委員就任。5月、福島県復興ビジョン検討委員会委員就任。6月、南相馬市の復興ビジョン会議委員就任。著書に、『岡本太郎の見た日本』(ドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞、岩波書店)ほか多数

小熊英二 : 1962年東京都生まれ。東京大学農学部卒業。出版社勤務を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。慶應大学総合政策学部教授。著書に『単一民族神話の起源―“日本人”の自画像の系譜』(サントリー学芸賞)『“民主”と“愛国”―戦後日本のナショナリズムと公共性』(日本社会学会奨励賞、毎日出版文化賞、大佛次郎論壇賞)『1968』(角川財団学芸賞、いずれも新曜社)ほか

山内明美 : 1976年宮城県生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。現在、一橋大学大学院言語社会研究科博士課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    東北学の赤坂憲雄、社会学の小熊英二、そして三陸出身の若き論客山内明美の3者によるアピールと提言。「東北は東京の植民地」―これまでもそうだったし今もなおそうなのだ。労働力と食糧とエネルギーを供給し、原発の危険をも引き受けて。したがって、東北が復興したところで、それが繰り返されるだけだ。今こそ東北の真の再生を、すなわちパラダイムシフトを図らなければならない。「福島をエネルギー特区に」との赤坂の提言は一聴に値する。今こそ本当の意味での構造的な改革のチャンスであるのかもしれない。いや、そうしなければならないのだ。

  • tsubomi さん

    2016.09.02-09.16:『続・東北』は大正〜終戦後までの東北についてですが、この本は「3・11」前後の東北について。震災直後に交わされた意見ですが、そのときに危惧していたことが5年後の今、現実になっているという感じ。過去にないほどの少子高齢化の進行、エネルギー問題、廃炉問題etc。原子力ムラが誕生したいきさつは政府の長年の米政策とも関連しているとわかり、なるほど〜と思いました。国策に翻弄され続ける東北。赤坂氏の呟きがすべてを表わしています。曰く、「東北はまだ植民地だった。」

  • ああ無情 さん

    震災直後の5月1日に行われた鼎談が元になっています。そこで赤坂さんは「最悪のシナリオはこうなると思います。福島がなんら前向きの、積極的なプロジェクトも出すことができずに、ずるずると後退線を強いられているうちに、世間はだんだんと関心を失い、忘れていく」と言います。だからこそ復興構想会議での提案があったのだと。震災から4年半以上経てこの国にどんな変化があったのでしょうか。

  • たろーたん さん

    小熊英二「3・11後に「日本の危機」「第二の敗戦」「日本の転換点になる」ことを述べている論壇が多かった。しかし、被災地からそういうことを言う人はほとんどいない。しかもそう言う人のほとんどが従来から言っていることの延長です。市場開放で日本は開かれた国になると言っていた人はこれを機に市場が開かれて復興が進むだろうと言う方向で書き、日米安保は固まり沖縄問題は片付くだろうと言っていた人はトモダチ作戦でそれが進むだろうと書くと言った具合です。(続)

  • takao さん

    何か違和感を感じる。彼らの東北とは福島中心?

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人物・団体紹介

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赤坂憲雄

1953年、東京都生まれ。東京大学文学部卒。民俗学者。日本をフィールドとして旅をしながら、東北学や日本文化論をめぐる沃野を耕してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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