秋雨物語

貴志祐介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041128947
ISBN 10 : 4041128943
フォーマット
出版社
発行年月
2022年11月
日本
追加情報
:
320p;20

内容詳細

奇妙な宿命を背負った男が語る、おぞましくも悲しい因果の物語。―「餓鬼の田」。作家が体験した超常現象の記録。たどり着いた戦慄の真相とは。―「フーグ」。無名歌手が残した究極の絶唱には恐るべき秘密があった。―「白鳥の歌」。追い詰められた人々が挑む禁忌の儀式。命懸けのゲームの結末は。―「こっくりさん」。

目次 : 餓鬼の田/ フーグ/ 白鳥の歌/ こっくりさん

【著者紹介】
貴志祐介 : 1959年大阪府生まれ。京都大学経済学部卒。生命保険会社に勤務後、作家に。96年「ISOLA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり、『十三番目の人格ISOLA』と改題して角川ホラー文庫より刊行される。翌年、『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞を受賞、同書は130万部を超えるベストセラーとなる。2005年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    貴志 祐介は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、上田秋成の名作『雨月物語』を意識した新シリーズ、あまり怖さはありませんが、厭な感じが残ります。 オススメは、「フーグ」&「こっくりさん」です。私は、子供の頃、こっくりさんをしましたが、最近の子供たちはどうでしょうか❓ 今年続編の『梅雨物語』が出るようです。 https://book.asahi.com/article/14788885

  • ひさか さん

    2022年11月角川書店刊。4つの中短編。餓鬼の田で、美晴の青田への気持ちが一瞬で覚めるシーンにインパクトを感じ、4編中で最も短い話だが最も印象に残った。フーグは繰り返す不思議な現象と混迷する謎に興味を惹かれ楽しめた。ラストがややわかりにくいものの驚きの展開だ。白鳥の歌、こっくりさんは構築された物語世界の怪しさにすっかりアテられてしまった。貴志さん流の面白い世界観が4作にはある。

  • のぶ さん

    ここ何年かで読んだ貴志さんの本では面白い方だった。四つの短編が収められているが、ホラーというより帯にある暗黒奇譚集という方がぴったりする気がする。それぞれの内容はバラエティーに富んでいて、どれがお気に入りかは読み手によって分かれるような気がする。自分が気にいったのは「こっくりさん」。同じような友達が3人集まって、ネットでみた裏バージョンのこっくりさんを廃病院で始める…。というお話。本作が面白い方だと冒頭で書いたが、自分の期待するのは「黒い家」や「青の炎」のような作品。それを期待して次作を待ちます。

  • yukaring さん

    どれもいびつで絶望的なラストが待つ暗黒奇譚。奇妙な運命を背負った男が語る前世からの業が残酷な「餓鬼の田」やミステリ作家が囚われた悪夢の世界のその先に待ち受けるものは・・「フーグ」、無名の歌手が残した素晴らしい歌声。その秘密に迫り辿り着いたのは知りたくなかった真相「白鳥の歌」、追い詰められた4人が挑むロシアンルーレットバージョンの「こっくりさん」。どれもゾクゾクするブラックなテイストが楽しめるが特に「こっくりさん」の驚きのラストは衝撃。救いのない絶望が音もなく押し寄せてくる、そんな印象のお話ばかりだった。

  • yasunon さん

    抜粋:P.159「世の中には、知らない方が幸せな事実もあるのです」 所感:4つの短編集。瞬間的な恐怖を感じるホラーというよりかは、終始どんよりとした薄気味悪い感覚が続いた。ジメジメとした読後感。最初の2作では霊能者が登場。前作「我々はみな孤独である」のテイストを感じた。主人公が背負った、不条理な宿命に抗う物語。「白鳥の歌」は、オーディオマニアの描写が細かい。むしろオーディオについて蘊蓄を語るのが本命かも。焦らされて、焦らされてたどり着いた真相には、著者らしさを感じた。「こっくりさん」は人の闇が恐ろしい。

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貴志祐介

1959年大阪府生まれ。京都大学経済学部卒。96年「ISOLA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり、『十三番目の人格ISOLA』と改題して刊行される。97年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、2005年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』

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