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ISBN 10 : 4642038434
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日米安保条約改定時に成立した事前協議制度。核持ち込みや軍事行動の際、日本の発言権確保のため設けられたが、発動されることなく相互依存を深める装置となっていく。制度の全体像に迫り、日米安保の秘めた側面を暴く。
目次 : 序章 事前協議制度とは何か―適用除外事項とその意味(「非対称」な協力関係/ 対等性の担保としての事前協議/ 秘密の「討論記録」 ほか)/ 第1章 事前協議制度の背景(安保条約の成立/ 事前協議の争点化/ 米国と事前協議)/ 第2章 安保改定と事前協議制度(日米対等を目指して/ 事前協議制度のジレンマ/ 条約区域をめぐる交渉 ほか)/ 第3章 「あいまい合意」の形成―核搭載艦船の寄港をめぐって(日米「パートナーシップ」の深層で/ 「討論記録」の解釈をめぐって/ 「非核」の選択 ほか)/ 第4章 沖縄返還と事前協議―制度「有効化」をめぐる交渉(施政権変換の背景/ 変換条件の模索/ 日米の交渉戦略と基地態様 ほか)/ 第5章 事前協議回避の制度化(危機下の日米安保と事前協議/ 空母母港化と事前協議/ 棒路騒動をめぐって ほか)/ 終章 事前協議制度の役割(新冷戦と日米役割補完の深化/ 安保再定義と新ガイドライン/ 事前協議制度が果たした役割/ 幻想の維持装置として)
【著者紹介】
豊田祐基子 : 1972年東京都に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒。1996年共同通信社入社。社会部で防衛庁、憲法取材班、日本人拉致問題、経済部で日本銀行を担当。シンガポール支局長を経て現職。2006年9月から一年間、米ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際問題研究大学院、エドウィン・ライシャワー東アジア研究所客員研究員。2014年3月早稲田大学大学院公共経営研究科後期博士課程修了、博士号(公共経営)取得。現在、共同通信社外信部記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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coolflat
読了日:2015/04/29
かじやん0514
読了日:2015/03/09
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