澁澤龍彦の思考 エクリチュール化した「私」

谷ア龍彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779128318
ISBN 10 : 4779128315
フォーマット
出版社
発行年月
2022年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
264p;19

内容詳細

澁澤という「私」性はいったい何処にあるのか?澁澤の読む=書くという行為には「(フランス語の)純粋言語を日本語によって救い出す」という運動が働いている。厖大な書物を読む=書くということは、結局、フランス語の書物を読み、日本語として言葉=エクリチュールとして書くことなのであった。すべての澁澤へのオマージュは、波動するエクリチュールの彼方へと向かう。

目次 : 第1章 サドの自然(『神聖受胎』/ 『サド復活』)/ 第2章 玩具・天使・アンドロギュヌス・世界の終り(『夢の宇宙誌』/ 「玩具につい」 ほか)/ 第3章 エロスの解剖(「女神の帯について」/ 「性とは何か」 ほか)/ 第4章 胡桃の中の世界(「石の夢」/ 「プラトン立体」 ほか)/ 第5章 思考の紋章学(「ランプの廻転」/ 「夢について」 ほか)

【著者紹介】
谷〓龍彦 : 1955年、三重県生まれ。皇學館大学卒業。澁澤龍彦に私淑して文芸評論を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 双海(ふたみ) さん

    著者は皇學館大学卒。澁澤龍彦に私淑して文芸評論を始めたという。あとがきでは澁澤のほかに塚本邦雄『万葉秀歌』や橋本多佳子の句集について触れており、私の好みにマッチした著者であった。(第1章)サドの自然、(第2章)『夢の宇宙誌』玩具・天使・アンドロギュノス・世界の終り、(第3章)『エロスの解剖』、(第4章)『胡桃の中の世界』

  • 氷柱 さん

    884作目。8月25日から。癖の強い作品。取り上げられている人物の色が濃すぎるし、それを描く筆者も大分仕上がっている。様々な作品や思想に触れた上で取り組まないと置いてけぼりにされてしまうような次元にある。かなり難しい一作。概念的な部分を他の作品からの引用から緻密にくみ取る以外に真の理解に到達する術はない。まだまだ読みが足りないということを痛感させられた。

  • コウみん さん

    今年は澁澤龍彦生誕95周年だ。 フランス文学者として作家として澁澤龍彦は多くの作家と芸術家に影響を与えてきた。 著者も澁澤の本を読んできた世代として澁澤龍彦の著書について愛情がとても深い。

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