航空宇宙軍史・完全版 二 ハヤカワ文庫

谷甲州

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150312480
ISBN 10 : 4150312486
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
追加情報
:
544p;16

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読書メーターレビュー

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  • はるを@お試しアイコン実施中 さん

    🌟🌟☆☆☆。一言で言えば、俺はこの著者との相性は良くないみたい。短編集なのは良かったが(残念ながら俺に取っては)そこまでで、正直、何を言っているのかさっぱり解らず、つまらなかった。「土砂降り戦隊」の途中で止める事にした。もう読む事はないだろう。残念。

  • fukumasagami さん

    2099年地球月連合に対し木星土星系を中核とした外惑星連合は宣戦布告、人類がはじめて経験する宇宙での戦争が勃発。しかし資源供給の停止を盾にした外惑星連合の戦略は地球月連合の擁する航空宇宙軍の圧倒的な戦力に戦線を後退させていく。第一次外惑星動乱の開戦から外惑星連合の敗北による終息までを従軍する兵士達の視点で綴っていく短編集11篇。宇宙の圧倒的な空間と時間感覚、物理法則によって支配される戦闘が描かれていく。

  • ぽんすけ さん

    いや〜余韻がすごいね。大変満足のいく巻だった。一巻が開戦前夜の外惑星連合側の話で、この巻は航空宇宙軍側の短編がいくつも収録されている。短編なので一話ごと完結なのだけど、読み進めていくうちにジワジワと外惑星連合が追い込まれていく過程がわかる。何十時間先の戦艦の予測軌道を推定する作戦や機雷の敷設宙域の予測など、派手さは無いんだけど、実際の宇宙戦っていうのはこういったもんなんだろうなと臨場感があってよかった。そういう戦闘の中での兵士達の緊張感や息遣いがリアルに感じれた。航空宇宙軍も内実は結構ギリギリだったね。

  • タカシール さん

    前巻では、外惑星側からの視点で動乱に至るまでの経緯と開戦前後をそれぞれ戦略、戦術面で描いていた。本巻では主に航空宇宙軍側からの視点。個々の現場で起こる出来事が描かれている。現代の延長線上の未来。まるで自分がその場にいるかのような感じは前巻以上に感じる。挿絵ならぬ「挿図」もあり、読み手の感情を置き去りにして宇宙時代に誘う。科学考証より技術考証を重視しているが、あくまでも「主役は人間」という強い幹がある。この作品を原作母語で読めることはボクにとって幸せだと思う。

  • とろとろ さん

    かつて単発で出版されていた航空宇宙軍関連の話はすべて読んでいたように思ったけれど、最後の方の「サラマンダー追跡」や「アナンケ遊撃作戦」など全く記憶が無かったので新鮮だった。時系列なので話の繋がりがはっきりして納得。著者あとがきで、まず地図を作るんだという話も納得。頭の中で、船がどこに向かって何Gで加速しているのか、などの諸条件によって会合点が変わってきたり早くなったり遅くなったり、何か資料が無いとこんな詳しくは描写出来ないだろうと思っていた。第三巻は兵器の開発が主なんだと。ふ〜ん。

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谷甲州

1951年兵庫県生まれ。青年海外協力隊などを経て作家デビュー。SF小説、冒険小説、山岳小説など広い分野で高い評価を得ている。96年『白き嶺の男』で第15回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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