世界のコンパクトシティ 都市を賢く縮退するしくみと効果

谷口守 (工学)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784761527259
ISBN 10 : 4761527250
フォーマット
出版社
発行年月
2019年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
252p;19

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読書メーターレビュー

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  • Mark さん

    欧米の主要都市における街づくりの考え方や、実施状況などを学術的なレポート形式でまとめたものです。紹介されている都市の多くには、訪問したことがあり、地域ごとの課題などが少し理解できました。共通的に言えることとして、コンパクト化に成功している場所は、個々の行政区単位を超え、都市圏としての広域的な計画を立て、実施していくというスタイルをとっています。翻って、日本は行政がバラバラで、生活圏で考えた計画など望めません。人口減少する日本の主要都市は、再考が必須。コロナ騒動を機に、広域な行政変革が必要と思いました。

  • ろべると さん

    かつて拡大の一途を辿った都市も、現在では中心部が空洞化して、無秩序な開発のツケが回っている。今こそ都市のコンパクト化を目指し、生活の利便性や満足度を高めたうえで、経済成長性を追求すべきだろう。世界7都市の例から学べると期待したが、若手研究者たちによりこれまでの各都市の政策がわりと平板に述べられていて、論文なら良いかも知れないが、コンパクトシティの真髄が伝わってこないのは大変残念。それでも都市周縁部の開発を禁止したり、LRTなどの公共交通機関の拡充で中心部への車の乗り入れを抑えるなどの取り組みは参考になる。

  • suma2021 さん

    日本においても地方衰退からコンパクトシティが注目されて久しく経つ。地方衰退から注目された日本と違い環境問題等から発展したヨーロッパとは大いに相違する。世界の実例を見ると一朝一夕に出来上がったわけではなく今でも変化をし続けている。また単一の都市ではなく都市圏として複数の都市が街の役割を相互に補完しながら発展を目指している。行政のトップダウンだけではなく住民の政策への参画度合いも高いのが印象に残った。実例では自動車業界大国ポートランドの実例が日本の中都市には向いているのかとも感じた。

  • 人生ゴルディアス さん

    見た目から軽い読み物だと思っていたが、内容はぎっちり学術的だった。主に自動車利用を減らす方向での都市計画が巧くいっている都市の事例、だと大体あってるのかな。日本が人口縮小と地方衰退で、都市圏を凝縮させないともう維持できないという観点から他都市の先例に学ぶという感じ。日本は世界的にも都市計画が下手だと言われるらしいが、フランスやドイツの事例を見ると、こんなにすごいのかと確かに驚かされる一方、これもう社会主義国では? というくらいの私権制限によって達成されているように感じる。特にドイツとか出店規制が引くレベル

  • ソウ さん

    アムステルダム、コペンハーゲン、ベルリン、ストラスブール、ポートランド、トロント、メルボルン7都市それぞれの都市政策の概要・課題について専門家が論じてくれます。いろんなことの縮退が顕在化し始めた本邦の今後の都市計画の参考にしてね、という一冊。欧米かよっ!日本で都市整備の話題って、効率性とか利便性とか、なんていうか、人が置いてけぼりで、暮らしやすさとか幸せとかはよー?ってね。上手く言えないんだけど、サービスを提供する側も受ける側もぐるっと価値観を転換せんと、と思ったのでした、はい。

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谷口守 (工学)

1984年京都大学工学部卒業。2009年筑波大学システム情報系社会工学域教授。工学博士。初版「入門都市計画」は2015年日本地域学会著作賞を受賞。国際住宅・都市計画連合(IFHP)評議員、社会資本整備審議会都市計画・歴史的風土分科会分科会長などを歴任、文部科学大臣表彰、都市計画学会石川賞受賞(本デー

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