妖怪ハンター 天の巻 集英社文庫

諸星大二郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784086183918
ISBN 10 : 4086183919
フォーマット
出版社
発行年月
2005年11月
日本
追加情報
:
16cm,345p

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読書メーターレビュー

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  • kei-zu さん

    シリーズ2巻は、「生命の木」を大きな柱にした物語展開。 あれがこう繋がって、という楽しさ。

  • あーびん さん

    「生命の木」と対をなすつくりの木開耶姫と磐長姫がらみの「天孫降臨」が読ませる。古代日本の大樹伝説は不思議だけど、似たような伝説は世界にいろいろあるから実在してたらすごいロマンだわ〜。番町皿屋敷のお菊さんと菊理媛のつながりは前に永久保貴一の漫画でも読んだような気がする。

  • 阿部義彦 さん

    この巻は一冊で一大スぺクタル絵巻とも言える息もつかせぬ展開。実際に有った日航機が御巣鷹山に墜落した(この漫画では月航機!)事件を換骨奪胎して、それで生き残った兄、妹の薫と美香を狂言回し役として、花咲か爺、瓜子姫と天邪鬼、皿屋敷、ずいずいずっころばし、通りゃんせといった伝説を絡めての壮大な法螺話!そもそも、兄と妹は本来事故で死亡したのだが、生命の木から命を預かり復活します。この事を稗田は「一年前の飛行機事故で奇跡的に、、、いや奇跡によって助かった兄妹」と絶妙な表現。このシリーズ作者の力の入れ方半端ない!

  • アズル さん

    妖怪ハンター第二弾。お話が続いています。橘が、何かを嗅ぎ付けるハイエナのごとくたびたび登場。稗田の髪型が20年同じ髪型ということです。稗田の年齢、40手前? 井戸に潜ったり、全力で走っていたりと、なかなか体力のある方ですね。

  • のれん さん

    地の巻と比べると超常現象までの展開がスピーディーで面白い。 花咲爺さんのような古典的民話から焼畑農業のストーンサークル遺跡まで説得力ある形で繋げる上、ストーリーにすら内容を被せてくるのは古代物語の復古ですらある。 「天孫降臨」は伝記描写が多い序盤から、スケールの大きい展開になるのが凄い。生命の木という西洋感が、日本にも流れ着いていたというのはロマンがある(どちらかのというと人間の源流として描いているようだが)。 しかし柳田国男は偉大であると感じる本だ。そりゃ京極堂も『遠野物語は面白すぎて小説』だと言うわ。

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人物・団体紹介

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諸星大二郎

1949年7月6日、東京都出身。1973年、「不安の立像」で商業誌デビュー。1974年、「生物都市」で第7回手塚賞を受賞。以後、数々の作品を意欲的に発表。1992年、「僕とフリオと校庭で」「異界録」で第21回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。2000年、「西遊妖猿伝」で第4回手塚治虫文化賞・マンガ大賞を

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